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24歳の金メダリスト「みんながメダルに触りたがる」

写真は2020年「全豪オープン」でのベンチッチ

ベリンダ・ベンチッチ(スイス)は「東京オリンピック」で素晴らしい戦いぶりを見せ、シングルスで金、女子ダブルスで銀と2つのメダルを祖国に持ち帰った。ベンチッチが語ったオリンピックでの経験や大舞台で感じるプレッシャーなどをWTA(女子テニス協会)の公式ホームページが伝えている。

「本当にたくさんの人が(金メダルを)触りたがるのよ。少しだけど、傷が付き始めている気がする。私は2つ持っているから、お互いにこすれるのね。今は気をつけるようにしているわ」


オリンピックメダリストならではの悩みだ。東京で目覚ましい戦績を残したベンチッチは、「WTA1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月16日~8月22日/ハードコート)から北米のハードコートシーズンに参戦している。偶然にも、初戦の相手は「東京オリンピック」の決勝で対戦したマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)となった。これにはベンチッチも驚きを隠せなかった。


「どうしてこういうことが起こったのかわからないわ」とベンチッチは笑いながら言った。「こんなに早くにどうしてこんなことが起こるのかしらね。笑って受け入れるわ」


通常の大会に戻る前に、ベンチッチは初めてのオリンピックでの成功とそこから学べる事柄について考える時間があったそうだ。現在24歳のベンチッチは、オリンピックで大きな成功をつかめたのは周りがポジティブな雰囲気で包まれていたおかげだと考えているようだ。


「すべてのことにポジティブな雰囲気が感じられて、テニスについてあまり考えなかったの。試合の前はもちろん緊張したけれど、初めてのオリンピックでプレーできること、自分をオリンピアンと呼べることにワクワクしていた。私にとってオリンピックは大きな意味を持っている。勝ったから言っているわけじゃないの、最初から本当にそうだったのよ」


「自分のプレーに少し変化が生じたの。何も失うものはないからやりきろうって。そういう感覚をもってこのコートに立てるのはすごく嬉しいわ」


キャリア最大の試合に勝利したベンチッチ。例えば「全米オープン」決勝に進み、グランドスラム優勝を目前にした時に感じるであろうプレッシャーの感覚もつかんだようだ。


「とても特別な経験だったことは確かよ。大きな大会で優勝する気分を知ることができたわ。いつも、とても重要なグランドスラムやオリンピックの決勝でマッチポイントを握った時は、実際はどんな気分なんだろうって思っていたの。どうやってラインまで歩くんだろう、どうやって最後までやりきるんだろうってね」


「今は、それを実体験として知っている。とてもいい言葉を聞いたわ。”常に運にチャンスを与え、重要な大会で勝ち進むことができれば、いつか運があなたの味方になってくれる。あなたの方を向いてくれる”って」


「大きな大会で勝ち進むことは、私の目標。今回の特別な経験を活かして最後まで行けるようになるかも知れない。私にとって、この経験をしたことはとても重要だわ。今度からは初めての大きな決勝じゃないのよ」


ベンチッチはオリンピックチャンピオンになった勢いをバネに、グランドスラムでも活躍できるだろうか。今年最後のグランドスラムはすぐそこまで迫っている。2019年、ベンチッチは「全米オープン」で自身初のグランドスラム準決勝に進出し、後に同大会で優勝したビアンカ・アンドレスク(カナダ)に敗れた。


「今は、皆に“次は何をしたいの?”、“目標は何?”って常に聞かれるようになって、プレッシャーをかけられてる気がするわ。私にしてみたら、これを達成できたことがもう信じられないことなの。明日キャリアを終えても、全てに満足できるわ」


「今の女子テニスは、とても厳しいと感じているわ。皆すごく良いプレーをしている。私はただ自由にプレーして楽しみたい。私はもう夢を叶えたわ。これからはリラックスして自分のテニスを楽しんで、今後に備えてしっかり練習したい。次の夢はまだ決めたくないの」


(テニスデイリー編集部)


※写真は2020年「全豪オープン」でのベンチッチ
(Photo by Mark Kolbe/Getty Images)

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