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ドーピング疑惑が晴れ出場停止処分解除の21歳美人選手、戦線復帰を語る

2020年「ウェスタン&サザン・オープン」でのイエストレムスカ

ドーピング疑惑が晴れたデヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)が「WTA250 ハンブルク」に出場し、久しぶりの戦線復帰を果たした。6月に出場停止処分が解けてから初めて出場した大会で準決勝に進出、変わらぬ実力をアピールした。米テニスメディア Tennis.comが伝えている。

Tennis.comの取材に書面で答えたイエストレムスカは、「ツアーに戻ってこられてとても嬉しい。とても長かった。私はテニスがしたい。そして復帰するためにハードなトレーニングをしてきた」と綴った。


現在世界ランキング44位のイエストレムスカは、今年1月初め、昨年終わりに受けたドーピングの尿検査で筋肉増強作用のある禁止物質メステロロンが検出されたことを公表。本人は一貫して無実を訴え、何度も出場停止処分取り下げを要求してきたが訴えは認められず、出場停止処分により2021年の前半戦はひとつも大会に出ることができなかった。1月下旬には、処分が撤回・あるいは保留となって「全豪オープン」に出場できるかもしれないという一縷の望みをかけてメルボルンまで移動していたが、それも叶わなかった。


「世界中の素晴らしいテニス選手たちと試合ができなくて辛かった。当然の権利だとは思っていなかったけれど、試合に出られずに大会を見るだけというのは最悪の気分だった」


最終的に、独立機関の審査によりイエストレムスカに落ち度はないと判断されたが、この判断は「ウィンブルドン」の直前になされたため、イエストレムスカの「ウィンブルドン」出場は叶わなかった。


今年のグランドスラム3大会を欠場することになったイエストレムスカは、処分撤回で「とても安心した」と綴る。「自信はあったが、プレッシャーも大きかった。だから、またプレーできることになってとても嬉しいし、安心した」


2020年1月に自身最高の世界ランキング21位を達成したイエストレムスカは、すでに3度の優勝経験があり、2019年に初めて出場した「ウィンブルドン」本戦でも2週目まで勝ち進んでいる。昨年、世界で新型コロナウイルスが大流行している最中、イエストレムスカも良い時と悪い時を経験した。感染予防を訴えるビデオに出演した他、曲をリリースし音楽の才能を覗かせるなど、ロックダウン中も楽しみを見出している様子を見せていた一方で、昨年12月にはトレーニングのためにドバイに到着した後にコロナウイルス感染が発覚したこともあった。


出場停止期間中は、復帰を信じて新コーチのJan Pochter氏と共に自宅でほぼ毎日トレーニングをしていたという。Pochter氏は2019年のアジアシーズンにもイエストレムスカのコーチを務めており、今回の「WTA250 ハンブルク」にも同行していた。


「彼のサポートはとても重要だった。そして、私の家族もずっとそばにいてくれた」とイエストレムスカは綴った。「彼らはずっと私を支援してくれた。それに、私のエージェントやファンも同じように心の支えになった」


「WTA250 ハンブルク」の第1シードとして出場したイエストレムスカは1回戦を免除され、2回戦、準々決勝と持ち前の力強いテニスでストレート勝ち。準決勝で、後に優勝したエレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)相手に第1セットを奪うも、逆転負けしてしまった。だが、6ヶ月のブランクを経て復帰したイエストレムスカは、過去は振り返らず前進あるのみと心に決めているようだ。


「プレーして私がこの場所にふさわしいということを再び証明したい。コートから離れている間もたくさんトレーニングを積んできた。復帰して、試合に出場し勝つ準備はできている。今、私が関心を持っているのはそのことだけ」


「東京オリンピック」でのシングルスと、世界6位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と組んだダブルスの出場も発表されたイエストレムスカ。その活躍が楽しみだ。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2020年「ウェスタン&サザン・オープン」でのイエストレムスカ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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