マイページ

WTAニュース

世界24位選手がアラブ系女性として史上初優勝![WTA250 バーミンガム]

「WTA250 バーミンガム」でのジャバー

グラスコートのグランドスラム、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月28日~7月11日/グラスコート)に向けての大切な前哨戦である「WTA250 バーミンガム」(イギリス・バーミンガム/6月14日~6月20日/グラスコート)で、世界ランキング24位のオンス・ジャバー(チュニジア)がアラブ系女子選手としてWTAツアーで史上初となる優勝を遂げた。WTA公式ウェブサイトが報じている。

26歳のジャバーは決勝で第4シードダリア・カサキナ(ロシア)を7-5、6-4で倒し、キャリア3度目の決勝進出で初優勝を果たした。奇しくも2018年のモスクワでジャバーが初めて決勝に進出した時、敗れた相手はカサキナだった。


表彰式でジャバーは語った。「どうしてもタイトルを取って、お手本になりたかった。チュニジアにもアラブ系全体でも、テニス選手は多くない。この優勝がみんなの励みになって、もっとたくさんのチュニジア人選手、アラブ系選手が出てくればと思うわ」


今季絶好調のジャバーはここまでに28勝を挙げており、これは世界1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)と最多タイ。アラブ系女子テニス選手のパイオニアであるジャバーは、これまでに2011年「全仏オープン」でのジュニアグランドスラム優勝、2017年「全仏オープン」でのグランドスラム3回戦進出、2020年「全豪オープン」でのグランドスラムベスト8進出、世界ランキングトップ70入り、そして今回のツアー優勝と、「アラブ系女子テニス選手初」の記録を次々と作ってきた。もちろん現在の世界24位は、アラブ系女子選手として史上最高だ。


この快挙に、レジェンド選手ビリー・ジーン・キング(アメリカ)や、ジャバーにとって子供の頃のアイドルだったというアンディ・ロディック(アメリカ)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)ら現役選手たち、そしてチュニジアの大臣やポップシンガーらも次々とSNSでお祝いのメッセージを寄せた。


またジャバーは自身についてこう語った。「私は生まれつき才能があったわけじゃないの。19歳でグランドスラムで優勝するような選手じゃなかった。でも自分は時間がかかるとわかっていたから、辛抱強く努力を続けてきた。だから今日、優勝ができたし、これからも努力し続けるわ」


「ウィンブルドン」ではまだ2018年の2回戦進出が最高成績のジャバー。今年はその努力の成果を見せてくれるだろうか。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「WTA250 バーミンガム」でのジャバー
(Photo by Cameron Smith/Getty Images)

WTAニュースの関連記事

PAGE TOP
menu