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ヒンギス以来の最年少記録を持つ18歳、天才少女としての重圧に苦しんだ過去を語る

「WTA500 アブダビ」でのコスチュク

「WTA500 アブダビ」(アラブ首長国連邦・アブダビ/1月6日~1月13日/ハードコート)女子シングルスで、ベスト8に進出した世界99位マルタ・コスチュク(ウクライナ)。その彼女が3回戦の試合後、過去に天才少女として寄せられた大きな期待で押し潰されそうになったことを明かした。

現在18歳のコスチュクは2017年、当時14歳で「全豪オープン」ジュニアのタイトルを獲得。さらに翌年2018年の「全豪オープン」では予選から勝ち上がり、本戦3回戦まで進出という快進撃を見せ話題に。この時の15歳での3回戦進出は、1996年に15歳で準々決勝まで勝ち進んだマルチナ・ヒンギス(スイス)以来の最年少記録だった。


しかしコスチュクにとって2018年の快進撃は、その後の苦労の始まりだったようだ。周囲の彼女への期待はすぐに大きく膨らんでいった一方、本人は怪我もあり、2019年には世界ランキングが一時320位まで下がった。


WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、コスチュクはこの頃のことを「あの時は人生の中で本当につらい時期だった。本当に最低の状態だったの」と振り返った。


「うつ病を経験しなければならなかったし、それについて今まで話すこともなかった。苦労していたあの頃は、本当にすごく低姿勢でいようとしていた」「私の人生の中でその時期はすごく困難な時期で、コートの外でもいろいろあった。私はただバラバラになっていたの」


しかしコスチュクはそうした時期を、18歳になった時に乗り越えたという。昨年2020年の「全米オープン」では、最初の快進撃以来となるグランドスラム3回戦進出を果たし、その後タイトルを獲得する大坂なおみ(日本/日清食品)とフルセットの戦いを見せた。


コスチュクは「18歳になった瞬間、すべてを手放した。今はプレッシャーは全く感じていないわ」と話す。


「旅を楽しみ、プロセスを楽しむ。そして、新型コロナウイルスでみんなが困難な時を過ごしているにも関わらずここに来てプレーすることができている。そのことを楽しんでいるから」


「WTA500 アブダビ」のベスト8に進出したコスチュクは準々決勝で、世界66位のサラ・ソリベス トルモ(スペイン)と対戦する。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「WTA500 アブダビ」でのコスチュク
(Photo by Francois Nel/Getty Images)

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