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バジンコーチが考える、プリスコバの"無冠"に終止符を打つ方法

写真はプリスコバ(左)とバジンコーチ(右)

大坂なおみ(日本/日清食品)の元コーチであるサーシャ・バジンが、2021年シーズンに世界6位カロリーナ・プリスコバ(チェコ)のコーチを務めることは、当サイトでも先月お伝えした通り。2018年の「全米オープン」と2019年の「全豪オープン」で優勝した当時の大坂のほか、グランドスラム23回優勝のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)とも一緒に働いたことのある彼が、プリスコバのコーチ就任について語った。伊ニュースサイトUBI TENNISが伝えている。

「カロリーナの夫でありマネージャーでもあるミハルとはずっと前から連絡を取り合っているんだ。“全米オープン”後にデヤナ・イエストレムスカとの関係が終わった時、彼から(コーチ就任を)依頼された」と、就任の経緯について語ったバジン。その後、カロリーナ本人とも話し、顔見知りではあったものの直接は知らなかった彼女とすぐに打ち解けることができたという。


もともとバジンは、イエストレムスカと別れた後ですぐ次の仕事相手を探していたわけではなく、しばらく休んでもいいと考えていた。彼のコーチ就任にあたっての信念は、「その選手と組むことが私にとって意味のあるものでないといけないんだ。相手を信頼し、彼女がすごいことを成し遂げられると思えないとね。そのために私が力になれると考えられるかどうかも重要だ」というもの。


それでもプリスコバから声がかかったことは単純に嬉しかったそう。「カロリーナからリクエストがあって、とても驚いたし嬉しかった。彼女は元世界1位の有名選手だからね。こんな機会が得られたことを誇りに思うし感謝しているよ」


そんなプリスコバは16つのタイトルを持っているが、いまだにグランドスラム優勝経験はない。彼女が待望する栄冠をもたらす方法について、バジンは以下のように説明する。


「別に秘密ではないよ。優勝したければ、目の前の相手を全員倒さなければならない。グランドスラムで本来のプレーができないのは、メンタル面に問題があるんだろう。そこに関して、力になれると思う。グランドスラムで何度も優勝している選手と組んだことがあるコーチに対する信頼というのは、違いを生むはずだ。目標はもちろんグランドスラム優勝。これまでの彼女は自分にプレッシャーをかけ過ぎていたので、それを取り除きたいと思っているよ」


グランドスラム優勝という大きな目標も、バジンにとっては重圧ではない。「明確な目標があるのが好きなんだ。カロリーナはグランドスラムで優勝できるだけの経験がある。グランドスラムを制覇するには、プランBがとても重要だ。2週間もの間、ずっと一つのプランだけでプレーできるわけはないからね。だからプランB、そして場合によってはプランCも必要なんだ。カロリーナとはそこに取り組みつつ、最も大事な局面で本領を発揮できるようにメンタル面の問題を解消していきたい」


ちなみに、バジンのもとにはプリスコバ以外からもオファーが届いており、複数の男子選手からも声をかけられていたという。彼らの名前は明かさなかったものの、現在のテニス界で男子を指導することはさしものバジンも難しいと考えている。「コーチの目標は選手を優勝に導くことだ。それが、私たちが仕事をしている理由なんだよ。でも、男子でトップに立つことは難しい。3人あるいは4人の選手がタイトルを分け合っている状態だからね」


(テニスデイリー編集部)


※写真はプリスコバ(左)とバジンコーチ(右)
(Getty Images)

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