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全米準Vアザレンカ、相手の悲劇で見せた思いやりに称賛の声。「感動の瞬間だ」

「BNL イタリア国際」でのアザレンカ

「BNL イタリア国際」(イタリア・ローマ/9月14日~9月21日/クレーコート)女子シングルス3回戦で、「全米オープン」準優勝のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が相手の途中棄権によりベスト8に進出。そこで見せた素晴らしいスポーツマンシップが、称賛を集めている。

ダリア・カサキナ(ロシア)との白熱する試合を展開していた最中、第1セットのタイブレークで起こった思わぬアクシデント。相手のカサキナが、コードボールで浅くなった球を全力ダッシュで拾った直後、スライディングした前足が引っかかり転倒してしまったのだ。


その場に倒れ込み動けなくなったカサキナに、一番に寄って行ったアザレンカ。すると、足首を痛めた相手のために足を冷やす水袋を持ってゆき、心配そうな顔で靴を脱がしてあげるなど介抱した。


世界74位の23歳カサキナは今大会、予選からの勝ち上がり。また、この試合では「全米オープン」で準優勝したばかりのアザレンカを相手に一進一退の攻防を繰り広げていただけに、このアクシデントで涙を流した。


そんな相手に対しアザレンカはタオルを持って駆け寄り、身体を拭いてあげながら優しくなぐさめた。ベンチに戻り無念の途中棄権となった後も、アザレンカはすぐさま近寄り熱心に声をかけ続ける。するとカサキナもそれに応え、両者は最後には少し笑顔も見せつつ挨拶を交わした。


WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、試合後にアザレンカはこの時のことを「本当に残念だわ。私たちは素晴らしいテニスをしていたのに」と話した。


「彼女がどれだけ悲しかったか分かるし、彼女がどれだけ一生懸命に頑張っていたのかも分かったわ」


二人で交わしていた言葉については「彼女は、私のカムバックが彼女を奮い立たせたと言って感謝してくれていたし、私はとにかく進み続けましょうと彼女に言ったの」と明かした。そして「彼女は強い子だし堂々としているから、きっと大丈夫だと思うわ」と、カサキナにエールを送った。


今回の試合中の様子を、WTAがTwitterアカウントで動画公開。「素晴らしい両名による、感動の瞬間だ」とコメントしている。また、この投稿に対しユーザーからは「なんて素敵な瞬間なんだ」「よくやったビカ(アザレンカの愛称)!」「ダシャ(カサキナの愛称)、あなたはいつでもファイター。気持ちを強く持って!!!」といったアザレンカへの称賛やカサキナへの応援の声が寄せられている。


元世界1位のアザレンカは「戦うママ」の一人。前週の「全米オープン」では、7年ぶりにグランドスラムの決勝へ進出した。


12日にニューヨークで決勝を戦ったばかりだったが、すぐにローマへ移動し、ハードコートからクレーコートにしっかり適応。今大会1回戦でビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)をストレートで撃破すると、2回戦には今シーズンの「全豪オープン」女王であるソフィア・ケニン(アメリカ)を6-0、6-0のいわゆるダブルベーグルで完封し、絶好調だ。


素晴らしい思いやりの心を持つアザレンカ。準々決勝では第9シードガルビネ・ムグルッサ(スペイン)と対戦する。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「BNL イタリア国際」でのアザレンカ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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