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挫折を乗り越えた女王バーティ「何一つ後悔はない」

写真は2019年度「ウィンブルドン」でのバーティ

アシュリー・バーティ(オーストラリア)が先日、オーストラリアのスポーツの殿堂が毎年輝かしい活躍を見せたスポーツ選手に贈るドン・アワードを受賞した。「全仏オープン」の覇者であるバーティは、10月末に始まるツアー最終戦「WTAファイナルズ・深セン」の出場権を既に獲得。このままいくと彼女は、2002年のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)以降オーストラリア選手として初の年末世界ランキング1位となると、ABC Australiaのウェブサイトが伝えている。オーストラリア人女子選手としては、1973年のマーガレット・コート以来の年末1位となる。バーティはまた「WTAファイナルズ・深セン」の後、パースで開催される国別対抗戦「フェドカップ」決勝の対フランス戦に、オーストラリア代表の主力として出場する予定だ。

こうしたバーティの活躍は、彼女がテニス選手として困難に直面し、戦線を離脱してクリケット選手となった2015年から2016年の間には、想像もつかなかったことだ。彼女はその間、オーストラリアの女子プロクリケットリーグWBBLに所属するブリスベン・ヒートのメンバーとしてプレーしていた。


ドン・アワードの授賞式で、バーティは「クリケットで学んだことは、他のどのスポーツで学んだことよりも自分にとって重要なことだった」と語った。彼女はクリケットを通して生涯の友を見つけ、テニスにおいても強いチームに身を置くことが大切であると気がついたという。バーティは、テニスも“チームスポーツ”であると学んだのだ。


「クリケット選手として過ごしたあの時期は、自分自身を見つめ直す時間でした。自分が平凡なクリケット選手だということもわかりました。そして、テニス以外の場所で生涯の友人を作れたことは、本当に素晴らしいことです。彼らにとっては、私がいかにテニスのテクニックがあるかなど何ら興味がないことですから。とにかく、素晴らしい人たちに囲まれて最高でした。だから、テニスに復帰した時には、最高の人たちだけの環境に身を置こうと誓ったのです。今のところ、それは実現できています」と、バーティは語った。


バーティは、テーブルを2つ埋める人数の家族と友人、そしてCraig Tyzzerコーチを含むチームメンバーと授賞式に参加。「コーチには、復帰した時からずっとついてもらっています。復帰直後の私はランキングもなく、ラケットの入ったバッグを持っているだけでした。だから、こうして復帰する機会を与えてくれたコーチには一生涯感謝したいと思います」と感謝の気持ちを述べた。また、この1年における自身の活躍については自分でも驚いているとし、「本当に不思議です。まったく予想していませんでした。でも一番素晴らしいのは、何一つ後悔していないことです」と語った。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年度「ウィンブルドン」でのバーティ
(Photo by Matthias Hangst/Getty Images)

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