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今さら聞けないテニスのイロハ ~第5回 実況でよく耳にする言葉について〜

「BNPパリバ・オープン」のセンターコート

テニスのルールを知ると、試合を観て楽しめることも増えてくると思います。海外の大会だと実況が無いこともありますが、日本人の出場する試合や国内の試合では日本語での実況や解説があることもしばしばです。また、試合の結果や速報の記事を読むこともあるでしょう。そして、そこにちりばめられたテニスの専門用語に、またしても「?」となることがあると思います。

今回は、テニスの実況でよく耳にする言葉を解説します。

■よく聞くショットに関する言葉

・ウィナー
ウィナーとは、相手がボールに触れることなく決まるショットのことです。逆をついたショットや、すぐ横を抜けていくショットなどで、まったく手が出ないというものですね。打つときのラケットの構え方によって、フォアハンド・ウィナーやバックハンド・ウィナーという呼び方もあります。

・エース
エースとは、相手がボールに触れることなく決まるショットのことです。というと、ウィナーと何が違うんだ!?となってしまいますが、主にサーブのときに使われます。ですので、サービスエースとも呼ばれます。また、サーブを受けた側が返し、そのボールにサービス側が触れることなく決まった場合は、リターンエースという言い方もします。

・ロブ、ロブショット
大きく浮かせる球のことです。ネット際に出た相手の後方に打つことが多いですね。走ってネットに背を向けた状態で股の間を通して返すのが、「股抜きショット」です。

・ドロップショット
小さくちょこんとネット際に返す球のことです。お互いにベースライン付近で打ち合っているときにこのドロップショットを放たれても、即座に追いつけないことがよくあります。また追いついてなんとかボールを返しても甘い球になってしまって、強烈なボレーを食らってしまうなんてこともあります。

・ボレー、ボレーショット
相手の球をノーバウンドで打つショットのことです。対して、ワンバウンドで打つ球はグラウンドストロークと呼びます。ボレーはネット際の攻防で出ることが多く、お互いにネットのそばで激しいボレーの打ち合いになると一気に会場が盛り上がります。

・ダウン・ザ・ライン
サイドラインに沿って打つストレートの球のことです。厳密には、自身がサイドライン付近にいて、そこからストレートに返さないとダウン・ザ・ラインとは呼びません。コートの真ん中から打った場合はストレートと呼びます。

お互いがクロス(自身の反対側、斜め方向)に打ち合うショットからいきなりダウン・ザ・ラインを放たれると、まったく追いつくことができません。これが決まると非常にかっこよく、会場も大盛り上がりです。

■よく聞くスコアに関する言葉

・ラブゲーム
第1回のスコアのところでも触れましたが、「0」を「ラブ」と呼びます。ラブゲームとは、相手または自身のポイントが「0」の状態でキープ、またはブレークされるときに使われます。ラブゲームでキープ、またはラブゲームでブレークされてしまう、という感じです。

・サービング・フォー・ザ・セット
このサービスゲームをキープすると、そのセットを取ったことになる、というゲームのことです。テニスはサービス側が有利なため、サービング・フォー・ザ・セットはあとちょっとでセットを取れる!というクライマックスの1つになります。

また、試合が決まりそうなときにはサービング・フォー・ザ・マッチと呼んだり、大会で優勝が決まりそうなときにはサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップと呼んだりします。

■番外編

・ベーグル
実況やニュースではあまり使いませんが、Twitterなどでテニスファンたちがよく使う用語です。単純にベーグルと言ったり、ベーグルを焼くと言ったりします。

これは、1つのセットで相手に1ゲームも取らせない、つまり6-0という状況を指します。ラブゲームは1つのゲーム内でしたが、ベーグルは1つのセット内で相手に取らせないというもので、なかなか見ることはありません。ですので、このベーグルが出ると「あの選手を相手にベーグルなんてすごい!」などと話題になります。

ちなみに、なぜベーグルというのかはおわかりですか? もちろん、ベーグルの形が「0」に似ているからこう呼ばれています。ドーナツではダメなんですね......

■終わりに

今回は試合の実況やニュースなどでよく目にする言葉を集めてみました。実況を聞きながら試合を観ていくと、今のショットがこういう名前なのか!と気付くこともよくあります。名前を知らないと楽しめない、なんてことはありませんが、より深く楽しむためにも、よく使われる言葉は知っておいて損はありません。

第1回 テニスの「スコア」について
第2回 テニスの「タイブレーク」について
第3回 「キープ」と「ブレーク」について
第4回 「ブレーク」についてもっと知ろう

(テニスデイリー編集部)

※写真は「BNPパリバ・オープン」のセンターコート
(Photo by Kevork Djansezian/Getty Images)

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