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コラム

メジャー大会が目白押し!9月開催の主な大会まとめ

写真は「全米オープン」初日の様子

新型コロナウイルスの影響によるプロテニスツアーの中断がようやく終わり、テニスが再開された。そして9月は、5ヶ月にもわたる中断を受けて、大きな大会が目白押しだ。それらの大会について紹介しよう。

<9月の大会カレンダー>


8月31日~9月13日 「全米オープン」(男女)


9月8日~13日 「ATP250 キッツビューエル」(男子)


9月8日~13日 「イスタンブール選手権」(女子)


9月14日~21日 「ATP1000 ローマ」(男子)/「BNLイタリア国際」(女子)


9月20日~26日 「ストラスブール国際」(女子)


9月21日~27日 「ATP500 ハンブルク」(男子)


9月27日~10月11日 「全仏オープン」(男女)


「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)


開催国アメリカのコロナ感染者数の多さから、ずっとその開催が危ぶまれてきたが、なんとか関係者の必死の努力で無観客での開催にこぎつけた。ポイントは例年通りで、優勝すれば2000ポイント。今年は予選がなく本戦出場者数は男女各128名で、優勝までには7試合勝ち抜かなければならない。この時期のニューヨークの気候は1週目はまだ夏の暑さが残っており、2週目に入るとぐっと気温が下がるのが普通だが、8月27日時点での大会初日8月31日の予想最高気温は22度と、例年よりずっと気温は低いが、湿度は高いようである。


2020年の賞金総額は男女合わせて5340万2000ドル(約56億7600万円)で、男女は同額。困難な経済状況にもかかわらず、昨年からの減額はわずか5%ほどだ。シングルスの優勝賞金は300万ドル(約3億1900万円)、準優勝は150万ドル(約1億5900万円)。1回戦で敗退しても6万1000ドル(約648万円)獲得できる。ダブルスの優勝賞金は1チームに40万ドル(約4250万円)、準優勝は24万ドル(約2550万円)、1回戦敗退の場合は3万ドル(約319万円)となっている。


コロナの影響もあり、今年はトップ10から男子は昨年覇者ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ガエル・モンフィス(フランス)の3人が、女子では昨年覇者ビアンカ・アンドレスク(カナダ)、世界女王アシュリー・バーティ(オーストラリア)、シモナ・ハレプ(ルーマニア)、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、キキ・バーテンズ(オランダ)、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)の6人が出場しないという状況だ。


だが女子に関して言えば、ここ数年はグランドスラムのたびに優勝者が入れ替わるような状態で、今回もその戦国時代に変わりはない。そんな中、「全米オープン」で過去6度の覇者であるセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、グランドスラムシングルス最多優勝記録タイとなる24回目の優勝を目指す。


一方の男子は、「ビッグ3」からただ一人出場する世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が圧倒的な優勝候補となる。ジョコビッチがその巨大なプレッシャーに影響されるのか、そしてとうとう若手選手の誰かがグランドスラム初優勝を遂げるのか。不在の選手たちのことを忘れさせる熱い戦いを期待する。


ATP1000 ローマ(男子)/BNLイタリア国際(女子)」(イタリア・ローマ/9月14日~21日/クレーコート)


いつもなら5月末から6月の初めにかけて開催される「全仏オープン」の前哨戦の一つとして、5月に行われるこの大会が、時期を変更した「全仏オープン」に合わせてこの時期に開催されることとなった。男子は「マスターズ1000」、女子は「プレミア5」と呼ばれるカテゴリーで、優勝すれば男子は1000ポイント、女子は900ポイントが手に入る。


2020年の男子の賞金総額はATP公式サイトによれば616万8080ユーロ(約7億7300万円)、女子はWTA公式サイトによると209万8290ドル(約2億2200万円)。今年の賞金内訳はまだ発表されていないが、昨年の男子優勝賞金は95万8055ユーロ(約1億2000万円)、女子は52万3858ユーロ(約6569万円)だった。


昨年の男子の覇者はナダルで、大会最多優勝記録を9回に更新。昨年のナダルはそこまでクレー大会でも無冠だったが、この大会で優勝してはずみをつけ、「全仏オープン」12回目の優勝を果たした。


女子の昨年覇者カロリーナ・プリスコバ(チェコ)は、186cmの長身から打ち下ろす素晴らしいサーブを持ち、世界1位になったこともある実力者だが、クレーコートはあまり得意ではなく、これが13回の優勝だが、クレーとしてはわずか2つ目のタイトルだった。


「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)


世界中にパンデミックが広がって、多くの大会が今後の予定をどうするかまだ決めかねていた3月半ばに、「全仏オープン」は他大会に諮ることなく9月下旬の開催を発表。多くの人から、そして日程が完全に重なったため今年の開催中止を余儀なくされた「レーバー・カップ」からは特に、大きな批判を浴びた。


現在のところ「全米オープン」と違って観客を入れて開催の予定で、チケットは既に発売されている。スタジアムではフランスの映画館や劇場での規制に合わせて収容人数の50~60%にあたる観客を入れることを想定しているが、状況に伴い規則が変化する可能性があるので、規制がより厳しくなれば入れない人のチケットは返金、緩くなれば追加のチケット発売もあり得るそうだ。


2020年の賞金額はまだ発表されていないが、昨年の賞金総額は4266万1000ユーロ(約53億4300万円)、シングルスの優勝賞金は男女同額で230万ユーロ(約2億8800万円)、1回戦敗退の賞金は4万6000ユーロ(約576万円)だった。今年は総額で10~15%減額となることが見込まれている。


同大会で前人未到の12回の優勝を遂げているナダルは、現在3連覇中。そしてここ数年、クレーでナダルを急追しているのがドミニク・ティーム(オーストリア)だ。ティームは2016・2017年にベスト4進出、そして2018・2019年と連続して決勝に進出し、ナダルに敗れた。だが2019年にはバルセロナのクレーコートで、2020年にはハードコートではあるがグランドスラムの「全豪オープン」で、ナダルから勝ち星を挙げている。


女子の過去5年の優勝者はセレナ・ウイリアムズガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)、シモナ・ハレプアシュリー・バーティと毎年入れ替わっている。ある意味、こんなスリリングな状況はないと言えるだろうか。


※為替レートは2020年8月27日時点


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全米オープン」初日の様子
(Photo by Al Bello/Getty Images)

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