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コラム

錦織の朝食レシピで注目すべきショウガのパワー

写真は2019年「全米オープン」での錦織

先日、錦織圭(日本/日清食品)がSNSで朝食のレシピを公開した。りんご、キウイ、セロリ、人参、ショウガをミックスしたコールドプレスジュースと、その搾りかすでドレッシングを作り、サラダにかけて食べるという。ここで目を引くのはショウガだ。野菜や果物をスムージーにして飲む習慣のある人は増えているが、ショウガを入れる人は少ないのでは。

■身体を温めるだけじゃない!食べ方で変化するショウガのパワー


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ショウガは古くからアジアで食されてきた香味野菜。漢方薬の約7割に含まれるといわれるほど、多くの健康効果が期待されている。中でも身体を温めることはよく知られているが、実は寒い冬だけでなく夏こそ積極的に摂りたい食材なのだ。


ショウガの健康効果のひみつは辛味成分にある。生のショウガに含まれる辛味成分「ジンゲロール」は加熱すると一部が「ショウガオール」に変化する。ジンゲロールとショウガオールは働きが異なるので、それぞれの特徴をふまえてショウガ使いの達人を目指そう。


■殺菌力の生ショウガ


ジンゲロールには強い殺菌力、消臭力がある。ショウガが夏場の料理や生ものに添えられているのは、食中毒の予防や生臭さを消すのに役立つから。この殺菌効果は体内でも発揮され、細菌やウイルスの増殖を防いだり、免疫細胞を活性化したりする働きもあるので、風邪やインフルエンザなどの感染症予防も期待できる。


■芯からぽかぽかの温ショウガ


身体を温める効果はジンゲロールにもショウガオールにもあるがしくみが少し異なる。ジンゲロールは身体の表面を温めて発汗を促すので、解熱効果もあり風邪の引き始めなどにおすすめ。一方、ショウガオールは温め効果がパワーアップ。身体を芯からぽかぽか温めてくれるので、寒い時期はもちろんエアコンによる冷え対策にも効果的。


体温が1℃下がると免疫力が30%ダウンするともいわれるほど免疫力は冷えと密接に関係している。暑いからと油断して身体を冷やしすぎないように注意しよう。


ロールとかオールとか、似たようなカタカナが渋滞して混乱しそうになるが、ポイントは「殺菌力なら生、冷え取りなら加熱して摂る」ということ。そしてもう一つ大切なのが、皮ごと食べること。ショウガの健康成分の多くは皮の近くに含まれるからだ。量としては1日ひとかけ5g~10g程度を目安にするといい。


■アレンジ自在!ジンジャージャムの作り方


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ショウガオールは冷めても効果が変わらない。ショウガをまるごと使ったジャムはドリンクにも料理にも使えるので夏冷え対策にストックしてみては。


・材料


ショウガ・・適量


砂糖・・ショウガと同じ重さ(三温糖、グラニュー糖、上白糖などお好みで)


水・・ショウガの倍の重さ


はちみつ・・大さじ1~2


レモン汁・・大さじ1


シナモンスティック・・1本


・作り方


1 皮ごとすりおろしたショウガ、砂糖、水、シナモンスティックを弱めの中火にかける。ひと煮立ちしたら弱火にして20分ほど煮詰める。


2 好みのとろみがついたらレモンを加えてさっと混ぜ火を止める。冷めると固まるので水分を多めに残すと使いやすい。


3 冷めたら清潔な保存容器に移して冷蔵庫で保管する。


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(ジャムとして食べてもいいし、炭酸で割ったり、紅茶に入れたりしても◎)

アメリカの国立がん研究所が作成した、がん予防に効果の高い植物性食材をピラミッド型に表した「デザイナーフーズ・ピラミッド」の中でもショウガは上位に位置する。頂点に君臨するにんにくは食後のにおいがネック。その点ショウガはにおいも気にせず食べられて、ドリンクからおかずまで様々な料理に応用できるので取り入れやすい。週末にんにく・平日ショウガのルーティンで暑い夏を乗り切ってはいかがだろうか。


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デザイナーズフードピラミッド


上に行くほどがん予防(免疫力アップ)効果があるといわれている。錦織選手のジュースに入っている野菜(セロリ、人参、ショウガ)は全て上位にある。


アスリートフードマイスター菊田恵梨


※写真は2019年「全米オープン」での錦織
((Photo by Al Bello/Getty Images)

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(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)

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