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テニスを習慣的にする人は寿命が10年長い 英調査で「驚き」の結果

健康のためにスポーツを始めたい人には、テニスがおすすめだ。このほどイギリスの研究チームが明らかにしたデータによると、テニスを長年続けている人の寿命は、全く運動しない人よりも平均で9.7年も長いことが明らかになった。ジョギングなども3年程度の長寿効果があるが、約10年というテニスの好影響はずば抜けている。

◆長寿効果の高いテニス
調査結果から、習慣的にテニスをする人は、全く運動しない人よりも平均9.7年寿命が長いことが判明した。研究で比較された8種のスポーツ中、テニスの効果が突出している。今回発表された論文の中には、驚いたことにテニスが最も秀でていた、との表現も。驚いたことに(surprisingly)という単語は、結果が本当に驚くべきものでない限り、滅多に科学誌の校正を通過することがない、とForbes誌は指摘。運動時間で見るとそれほど長くないにもかかわらず、高い効果に結びついていることが驚きの理由となったようだ。調査対象のスポーツ8種を見ると、例えばジムでの運動は最も長い時間を要するにもかかわらず、寿命の延長効果は1.5年にとどまっている。

今回発表された研究は、デンマークのコペンハーゲン市が25年以上にわたり蓄積した市民の生活習慣に関するデータを、イギリスの研究チームが分析したもの。New York Times紙は、膨大なサンプルから条件に合致する8,600人分の情報を抽出して分析したと伝え、大規模な調査であることを強調している。

◆他のスポーツは?
1位のテニス(平均9.7年の寿命延長効果)に続くのは、2位となったバドミントン(同6.2年)。同じチームが昨年イギリスで行った調査でも、ラケットを使う種目の優位性が示されていた、とForbes誌は指摘。3位はサッカー(同4.7年)となっている。

調査対象となったコペンハーゲンではサイクリングが好まれており、週に4~5時間を自転車の上で過ごす人も多い、とNew York Times紙は紹介。サイクリングは4位(同3.7年)にランクインしたものの、テニスの半分程度の効果となっている。以下、5位スイミング(同3.4年)、6位ジョギング(3.2年)、7位美容体操(3.1年)、8位ジム(1.5年)となり、一人で行うスポーツは比較的控えめな効果にとどまった。

◆テニスが長寿に向いている理由は......
寿命を約10年引き延ばすという優れた効果を持つテニスだが、その理由は何だろうか? フィジカルとメンタルの両面を挙げるのはForbes誌。テニスは激しい運動を短いインターバルで繰り返すため、中程度の運動を長時間行うよりも効率が高い可能性がある、という研究グループの推察を紹介している。

メンタルでは、仲間の存在が大きい。定期的に顔をあわせる集団に帰属することで、同じ趣味を持つ信頼のおける仲間と、ともに支え合っている感覚を得ることができる。これが長寿に貢献しているのではないかとのことだ。ただし、もともと時間と健康にゆとりのある人がテニスをしている可能性も排除できない、と研究グループは因果関係には慎重だ。

今回の研究では取り上げられていないが、より効果的な運動をしたいという方には、プラットフォーム・テニスもオススメ。プラットフォーム・テニスとは、フェンスで囲われた通常の3分の1の大きさのコートで行うテニス。プレイヤー間の距離が近く、よりスピーディーなラリーが繰り広げられる。Chicago Tribune紙は、球速が速く極度の集中を要するため、余計な思考を心の外に追いやることができ、ストレス軽減効果が高いと紹介している。

健康増進効果に秀でるテニス。余生の充実のために今から始めてみるのも悪くないだろう。もしサイクリングやランニングの愛好者であれば、一緒に走るパートナーを見つけることで寿命をより延ばすことができるのでは、とDaily Mail紙は提案している。

(テニスデイリー編集部)

※写真はテニスを楽しむ人々(LightField Studios / Shutterstock.com)

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