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コラム

テニスコート種別の2017年最多勝発表!クレーのナダル、グラスはフェデラー、ハードにはゴファン

ナダル、フェデラー、ゴファン

テニスでは、コートによってボールの跳ね方やコートの地面(サーフェス)の滑りやすさが変わり、それぞれに合わせてプレーしなければならない。

選手一人ひとりの得手不得手が出るのはもちろん、特定のコートでいい成績を残す「スペシャリスト」と呼ばれる選手も出てくる。2017年の戦績を振り返り、土(クレー)、芝生(グラス)、ハードなど、それぞれのコートで優れている選手を紹介しよう。

■「クレーキング」ことナダルの圧倒的な存在感

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※写真はクレーキングとも呼ばれるナダル
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)

4月から5月は「全仏オープン」に向けて土(クレー)コートで多くの大会が催されることから、クレーシーズンと呼ばれている。ボールの球足はほかの種類のコートに比べて遅くボールの弾み方は高くなることから、ラリー戦になりやすいといわれている。

クレーコートに強い選手といえば、現在ではすでにレジェンド級の現役選手だと目されるラファエル・ナダル(スペイン)だ。

ナダルは「クレーキング」とも呼ばれており、実績はその異名に相応しい。クレーコートのグランドスラムである「全仏オープン」では実に10回の優勝を誇る。

ほかにも、スペインのバルセロナで開催された「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」では過去に10度の優勝をしており、合計で53個ものクレータイトルを取得。その成績は圧倒的だ。

2017年の戦績ではクレーコートで24勝1敗。その勝率は約96%にも達するなど、いかにクレーコートの試合で勝っているかがはっきりと現れている。

■グラスで他を寄せ付けないフェデラー

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※写真は「ウィンブルドン」など芝(グラス)のコートで圧倒的に強いフェデラー
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

もう一人の現役レジェンドがグラスコートに君臨している。ロジャー・フェデラー(スイス)だ。グラスシーズンは短く開催される大会も少ない中で、その存在感の大きさは他の選手を寄せ付けないといえるだろう。

芝生(グラス)コートはボールがバウンドした際の球の動きが速く、ほかのコートに比べるとバウンドは低くなるといわれている。またイレギュラーバウンドも多くなり、サーブ&ボレーを得意とする選手に有利になるサーフェスでフェデラーにとっても結果につなげ易いということだろう。

グランドスラムの一つである「ウィンブルドン」で、フェデラーはなんと8回も栄冠を手にしておりテニス史に名前を刻み続けてきた。それだけではなく、グラスコートで行われた大会では合計で17回の優勝を成し遂げるなど豊富な実績も積んでいる。

さらに2017年のパフォーマンスを振り返ると、フェデラーは12勝1敗。勝率は92.3%と、出場すればほとんど勝利につなげている計算だ。昨年は「ウィンブルドン」で1セットも落とさずに優勝を果たすなど、35歳(当時)にしてなおグラスコートでの強さを証明し続けている。

■ハードで頭角を現したゴファン

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※写真は上海ロレックス・マスターズのときのゴファン
(Photo by Yifan Ding/Getty Images)

ハードコートでのパフォーマンスについて、クレーのナダル、グラスのフェデラーと並び立つのは、1月15日のランキングで7位に入っているダビド・ゴファン(ベルギー)だ。昨年のシーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」ではフェデラーに準決勝で勝利するなど、目立つ成績を収め始めている選手の一人だ。

ハードコートはボールのバウンド時に球速が増し、打球もよく跳ねるといわれている。地面は滑りにくく、キュキュッと足音が鳴るのも特徴だ。ゴファンのほかにもフェデラーやナダルら実力者が好成績を残している。

ゴファンは獲得した4つのタイトルのうち3つをハードで達成しており、得意なコートサーフェスとしている。特に昨年は「深センオープン」「楽天ジャパンオープン」と、立て続けにハードコートでの大会で優勝した経緯もある。

最後に2017年にゴファンが示したハードコートでのパフォーマンスを見ておこう。ゴファンは43勝17敗で、ハードコートでは最多勝となった。勝率では71.7%とフェデラーの90.9%を下回るものの、5度のファイナル進出など活躍を印象付けたシーズンになった。

コート毎に異なる選手の強さを手がかりにテニスを読み解くのも、一つの面白さといえるだろう。

(テニスデイリー編集部)

※写真はナダル(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)/フェデラー(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)/ゴファン(Photo by Yifan Ding/Getty Images)

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