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ベスト4をかけ戦うジョコビッチ、再び錦織の行く手に立ちはだかる壁に[ウィンブルドン]

「ウィンブルドン」で練習に向かうジョコビッチ

錦織圭(日本/日清食品)が男子シングルス4回戦で、予選勝者で世界138位のエルネスツ・グルビス(ラトビア)を4-6、7-6(5)、7-6(10)、6-1で破り、日本人選手としては1995年の松岡修造さん以来、23年ぶりとなるベスト8入り。昨年の右手首の怪我でツアーを一時的に離脱もしたが、「ウィンブルドン」では見事なプレーを見せ、結果を残してきている。

一方、錦織同様に昨年ツアーを離れていたが、復活を遂げつつある選手がいる。準々決勝でその錦織と相まみえる元世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)だ。12回のグランドスラムでの優勝経験を持ち、その内3回をウィンブルドンで飾っているが、その「強い」ジョコビッチがどうやら戻ってきつつある様子で、錦織にとっても高いハードルになりそうだ。

現在、ジョコビッチのランキングは21位と最高順位からは離れており、実際肘の手術などでなかなか目を見張るような結果を出してこられていなかった。

ただ、ジョコビッチも再び輝きを取り戻してきた錦織と同様に、調子をピークに近づけてきているようだ。実際、今年の芝シーズンでは「ウィンブルドン」までに「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」の1大会にしか出場していないものの、同大会での結果は準優勝だった。

同決勝では、マリン・チリッチ(クロアチア)に対して7-5、6(4)-7、3-6と惜しくも及ばなかったものの、2回戦でグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を破り、上位ランキングからも白星を上げるなど、復調を印象付けていた。

さらに直近の試合となった7月9日、若手注目株の一人であるカレン・ハチャノフ(ロシア)との試合では、陽が落ちボールも見えにくくなる中で日没の順延前に試合を決着。その中ではほぼ完璧なパフォーマンスを見せ、6-4、6-2、6-2とわずか1時間46分で勝利を決めた。

実際、ハチャノフとの4回戦でも第1セットこそ冒頭と中盤にブレークし合うなど競り合ったものの、ジョコビッチは第2、3セットでは自身のサービスゲームではブレークを許さずに、2ブレークずつ達成し試合巧者ぶりも見せつけた。

同試合の勝利について、ジョコビッチは「非常に嬉しい」とした上で、「彼(ハチャノフ)はいくつかの素晴らしい打球を放ちブレークでスタートし、自分にとっては最高のスタートではなかった。しかし、ブレークし返して、競り合えた。強力なファーストサービスとフォアハンドも放たれたが、多くのファーストサービスを返したし、必要な時に適切に良いサービスを放てた」と評価しており、「ウィンブルドン」公式サイトが伝えている。

調子を戻し自信を取り戻しつつあるそのジョコビッチは、錦織に対して過去15戦して13勝2敗と、圧倒的に得意にしている。「錦織と対戦するチャンスはいい。クイーンズでも、ウィンブルドンでのこれまでの4試合も自分にとって非常に良かった。長時間の試合はしてはおらず、身体的にも精神的にも準備できており、ポジティブだ。今は先を見過ぎずに、錦織に集中する」とも同選手はコメントしており、油断はなさそうだ。


(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」で練習に向かうジョコビッチ
(Photo by Matthew Lewis/Getty Images)

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