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大坂なおみ 全米優勝までの3つのターニングポイント~バジンコーチとの出会い~

「BNPパリバ・オープン」での大坂なおみ(右)とバジンコーチ(左)

2018年、「全米オープン」で日本人初のグランドスラムシングルス優勝という快挙を成し遂げた大坂なおみ(日本/日清食品)。まだ当時弱冠20歳の彼女がこの優勝によって日本のマスメディアでも多く取り上げられ、一躍「時の人」となったこともあり、テニスファン以外には彗星のごとく現れたと思っている方もいるかもしれない。

しかしそんな大坂も、いくつもの挫折やターニングポイントを経て成長してきた。今回は大坂が「全米オープン」で優勝するまでの3つのターニングポイントのうち、「2016年全米オープンでの涙の大逆転負け」に続く、2つ目の「バジンコーチとの出会い」ついて紹介する。

2016年は、出場したグランドスラム全3大会で3回戦進出と確かな手ごたえを掴んだ大坂。2017年はより結果を求めたが、「全豪オープン」では2回戦敗退、「全仏オープン」では1回戦敗退とグランドスラムで初めての挫折を味わう。その後、本戦初挑戦となった「ウィンブルドン」では3回戦へ進出、「全米オープン」でも3回戦へ進出したが、昨年以上の結果は残せなかった。

2017年シーズンは不完全燃焼のまま終えることとなったが、その年の暮れに、今では日本でもすっかり有名となったサーシャ・バジンコーチと出会い、大坂は飛躍することになる。

その効果は2018年の「全豪オープン」で早くも現れ、3回戦の壁を破って自身初のグランドスラムベスト16入りを果たすと、3月にはグランドスラムに次ぐ大きなカテゴリの大会である「BNPパリバ・オープン」で自身初のツアー優勝を飾った。

この飛躍の要因を、大坂は当時のWOWOWのインタビューで「メンタル面が大きく変わりました。以前はアップダウンがありましたが、今は落ち着いてプレーができています」と話している。女子ツアーではセット間やコートチェンジ時に、コーチからアドバイスを受けられるオンコートコーチングと呼ばれる制度があり、実際にバジンコーチが試合中に大坂を励ましている様子が、今シーズンは何度も見られた。

コーチングでは何を話しかけているかについては、「試合中はテクニックや戦術のことを話しているわけではない。彼女には『すべてOK』『落ち着いて』といった言葉が必要なんだ」とバジンコーチは当時のインタビューで話している。一方の大坂も「彼はとても面白くてみんなを良い気分にしてくれます。雰囲気が良いと良いプレーもできるのでありがたいです」と居心地の良さを感じているようだ。

このバジンコーチとの出会いは、ツアー初優勝だけでなく、その年の間にグランドスラム初優勝という快挙へと繋がっていくことになる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「BNPパリバ・オープン」での大坂なおみ(右)とバジンコーチ(左)
(Photo by Harry How/Getty Images)

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