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マレーを東京オリンピックに向かわせた5歳の娘の言葉とは

「ATP500 ロンドン」でのマレー

本日7月24日から始まった「東京オリンピック」のテニス競技。過去2大会の男子シングルスで金メダルを獲得しているアンディ・マレー(イギリス)も参戦しているが、もしかしたら日本に来ない可能性もあったようだ。本人のコメントを、英ニュースサイト Evening Standardなどが報じている。

地元ロンドンで開催された2012年大会で初めて金メダルを獲得し、4年後のリオデジャネイロでは男子シングルスとして初の連覇を果たしたマレー。しかし、それから5年の間に大きな怪我を経験した34歳の元世界王者は、先日の「ウィンブルドン」で3回戦負けに終わった。怪我に苦しんでいた時期に引退を覚悟したこともあり、敗退後には今後の去就をメディアに問われる場面もあった。


その時のことをマレーはこう振り返る。「“ウィンブルドン”の後はすごくガッカリしたよ。大きな大会で勝ち進めず、今後についてばかり聞かれたしね。自分が望むようなパフォーマンスができていないので、少し自信を失いかけていたんだ」


「でも、試合後に家に帰ると、娘が僕に言ったんだよ。“パパ、パパがおうちに帰ってきたのは、試合にまた負けちゃったからなの?”ってね。それで僕が“そうだよ。お前が負けたらどうする?”と聞くと、娘は“何度でもトライするわ”って答えたんだ」


「それで僕は、それこそ自分がやりたいことだと気づいた。テニスが大好きだから、そしてまだ高いレベルでプレーできると思うから、続けたいってね」


こう諭してくれた5歳の娘ソフィアをはじめ、4人の子どもを持つパパでもあるマレー。最近は出場試合を限定しながらプレーしているが、状態は悪くないと語る。「過去数ヶ月では難しい時期もあったけど、今はここしばらくの間では一番いい状態だよ。少しずつ良くなっているから、年末までこの調子で続けていきたいね」


そんなマレーは「東京オリンピック」のシングルス、ダブルスに出場するが、どちらも難しい相手が待ち受ける。シングルスでの1回戦の相手は、第9シードフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)。この20歳の若手とは2020年「全米オープン」で対戦し、マレーはストレート負けを喫した。そして世界9位のジョー・ソールズベリーと組むダブルスで顔を合わせるのは、第2シードのフランス代表、ピエール ユーグ・エルベールニコラ・マウ組。ダブルスで生涯グランドスラムを達成した強敵で、今年も「全仏オープン」など2大会で優勝している。


「できるだけの準備はしてきた。シングルスもダブルスもタフな相手だけど、チャンスはあると思うよ。1、2試合勝ち進めたら、もっと心地良く感じるようになるだろう。オリンピックでの経験が生かせるところは、僕にとって有利な点だね。ここ数年で経験してきたことを考えると、メダルが獲得できたら最高の成果だろうね。それだけでやる気を駆り立てられるよ。自分にはそれができると信じてるんだ。もしかしたらこれが最後かもしれないから、コートでは全力を尽くし、すべてのポイントのために戦いたい」


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP500 ロンドン」でのマレー
(Photo by Tony O'Brien/Getty Images)

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