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ジョコビッチのゴールデンスラムに暗雲?オリンピック出場は「五分五分」

「全豪オープン」でのジョコビッチ

6度目の「ウィンブルドン」制覇を果たしたばかりの世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、「東京オリンピック」への出場は現時点で「五分五分」だと明かした。英BBCなど複数のメディアが報じている。

既に今季の「全豪オープン」と「全仏オープン」で優勝していたジョコビッチは、第1シードとして臨んだ「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月28日~7月11日/グラスコート)の決勝で第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6-7(4)、6-4、6-4、6-3で下し、シーズン3つ目のグランドスラムタイトルを獲得。今後、7月下旬スタートの「東京オリンピック」で金メダルを取り、8月末開幕の「全米オープン」も制すれば、年間ゴールデンスラム達成となる。シングルスではシュテフィ・グラフ(ドイツ)だけが1988年にこの偉業を成し遂げており、ジョコビッチが続けば男子選手としては初。ところが、以前は「東京オリンピック」参戦に前向きだったジョコビッチがここにきて難色を示している。


「ウィンブルドン」決勝後、ジョコビッチは「これまではずっとオリンピックに行くつもりだったけど、もう一度考え直そうと思っている。ここ数日で聞いたことが影響して、今は五分五分といったところだね」と話した。


ジョコビッチの決断を揺るがしているのは、新型コロナウイルスの感染が急増したため、首都圏の1都3県で開催される競技はすべて無観客になることだ。当然、テニスの競技が行われる有明コロシアムも対象となる。以前にも観客次第だと話していたジョコビッチは「(無観客と)聞いて、本当にがっかりした」とコメントし、他の懸念点についても触れた。


「選手村ではいろいろな制限があると聞いているよ。もしかしたら、他の選手たちのパフォーマンスを会場で見ることもできないかもしれないって。同行できるチームの人数も制限されているから、重要なチームの一員であるストリンガーを呼ぶこともできないんだ」


ジョコビッチは今回の「ウィンブルドン」優勝でグランドスラムタイトル獲得数を20とし、ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)に追いついた。ジョコビッチはグランドスラムの4大会すべてで複数優勝を果たした初(オープン化以降)の人物だが、オリンピックの金メダルはいまだに手にしていない。2008年の北京大会で銅メダルを獲得したが、2012年のロンドン大会では4位に終わり、2016年のリオデジャネイロ大会では1回戦敗退を喫した。


一方のフェデラーはスタン・ワウリンカ(スイス)と組んだ北京大会の男子ダブルスで金メダルに輝き、ナダルは北京大会の男子シングルスと、マルク・ロペス(スペイン)と組んだ2016年のリオデジャネイロ大会の男子ダブルスで頂点に立っている。


そんなジョコビッチは7月頭に「“東京オリンピック”に向けて大きな抱負と野心を持っている」と話していた。「オリンピックは4年に1度。スポーツの歴史の中で最大のスポーツイベントだ。僕にとって国を代表することは最高の名誉であり、特権。僕は常にセルビアとセルビアのテニスのために尽くしたいと思っている。今年のグランドスラムと並んで、オリンピックも僕の最大の目標だよ」


「ウィンブルドン」の興奮冷めやらぬ中、ジョコビッチはどんな決断を下すだろうか。                           


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」でのジョコビッチ
(Photo by Matt King/Getty Images)

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