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西岡良仁の東京五輪への道。出場権を自力で手に入れるには何ポイント必要?

「全豪オープン」での西岡良仁

2020年の目標の一つに「東京オリンピック」出場を掲げている西岡良仁(日本/ミキハウス)。今回は彼が出場権を自力で得るためには残された時間でどのくらいポイントを稼ぐ必要があるか計算してみた。

西岡は昨年の「楽天ジャパンオープン」で「オリンピックは最優先で目指すもの「今後のまわり方は、本当にオリンピックまでのランキングを計算しつつという感じになると思います。なるべくチャレンジャーには出たくないですが、ギリギリになったり、点を取っておいた方がいいなとなるんだったら、出ることも考えると思います。理想はツアーで取れるといいなと思います」と自国開催のオリンピックへの思いを語ってきた。


「東京オリンピック」の出場権を得るために必要な条件は大きく2つある。一つはオリンピックまでの4年間に「デビスカップ」に3回出場し、そのうち1回は2019年か2020年であることだ。西岡はこの条件をすでにクリアしている。もう一つは2020年6月8日付け、つまり「全仏オープン」直後の世界ランキングで56位以内であることだ。西岡は現在世界66位とこの条件には届いていない。


1ヵ国あたり最大4人しか出場できないという条件や、条件を満たしていてもオリンピックに出場しない選手が出てくるため、実際は56位というボーダーは下がる見込みだが、自力で出場権を獲得するために、西岡はこのラインをまずは目指すことになる。


男子テニスの世界ランキングは簡単に言うと、過去52週間に出場した大会中、獲得ポイントが多い上位18大会(「ATPカップ」、「Nitto ATPファイナルズ」はこれにカウントされずそのまま加算)のポイントの合計で順位が決まる。ツアーは主に1月から11月までの11ヵ月間ほぼ毎週行われており、選手はスケジュールを練って出場する。


現在の世界56位はテニス・サングレン(アメリカ)の923ポイント。6月8日時点でのランキングが条件となるため、余裕を持って仮に1,000ポイント程度必要と計算する。


西岡は昨年の「全仏オープン」の後、出場14大会中、ポイントを獲得したのは13大会で合計652ポイント。うち1大会は「ATPカップ」のため、6大会でポイントを獲得すればそのまま加点される。もちろんこれまで獲得したポイントの最小である5以上を獲得すれば、大きい方が取って代わる。


そうなると、56位になるためには現在のランキングでは約270ポイントが、余裕を持つと約350ポイントが必要となる。残された時間を考えると、8大会前後でこれを獲得する必要がある。


これをクリアする目安となるのは、ATP250ではベスト4、ATP500ではベスト8、ATP1000ではベスト16、「全仏オープン」では3回戦進出で得られる90ポイントをいかに獲得できるかだ。もちろん1大会でも更に上位進出できれば、自力での出場権獲得はグッと近づくことになる。


西岡は3月の「ATP1000 インディアンウェルズ」では2017年と2019年にベスト16へ進出しており、すでに実績を残している。更に成長を遂げた今は、「ATP1000 シンシナティ」で達成したようにベスト8進出が期待される。


西岡は昨年8月の「ATP1000 シンシナティ」で錦織圭(日本/日清食品)を撃破後、自信をつけランキング上位に何度も勝利。世界56位というボーダーが下がることも踏まえると、安心はできないものの、怪我なく戦いきれば「東京オリンピック」に出場できる可能性は充分にある。今後も西岡の試合から目が離せない。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」での西岡良仁
(Photo by Morgan Hancock/Getty Images)

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