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オフコート

元世界女王ハレプ、6年組んだ名コーチとお別れ

2018年「全仏オープン」でグランドスラム初優勝を果たした時のハレプ

元世界女王のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が6年間組んだコーチ、ダレン・ケーヒル(オーストラリア)と袂を分かつことを明かした。伊ニュースサイト UBI Tennisなど複数のメディアが報じている。

2015年からケーヒルと組んできたハレプは、その間にグランドスラムの決勝に4度進出。そのうち、2018年の「全仏オープン」ではスローン・スティーブンス(アメリカ)を、2019年の「ウィンブルドン」ではセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を破って頂点に立った。ケーヒルが家族との時間を優先するため、ハレプとの契約を一度解消したこともあったが、その後にハレプが理想的な後任を見つけられなかったことから、再びケーヒルがコーチに返り咲いていた。


Twitterへの投稿を通じて今回の決断を発表したハレプは、「一緒に仕事をしてきたこの6年間は素晴らしいものだったけれど、ダレン・ケーヒルと私は、仕事上の関係を終わらせる時が来たと判断しました。ダレンのしてくれたことすべてに感謝しているわ。私をより良いテニスプレーヤーにしてくれて、人としても成長することができました」と綴った。


この投稿に対してケーヒルもコメントを寄せている。「シモナ、素晴らしい旅に参加させてくれてありがとう。あなたは偉大なプレーヤーだけど、それ以上に素晴らしい人であり友人だ。幸運を祈ってるよ」


自身もかつては選手だったケーヒルは、ハレプ以前にも複数の選手を世界1位へ導いたことで知られる。コーチし始めた時は10代だったレイトン・ヒューイット(オーストラリア)を最も若い世界王者へと成長させ、一時低迷していたアンドレ・アガシ(アメリカ)を30代になってから世界1位に返り咲かせた。そんなケーヒルは、ハレプと組んでいた時に100万ユーロ(約1億3000万円)相当の年俸を受け取っていたという噂もある。


1週間ほど前にハレプは億万長者の実業家、トニー・ユーリック氏と結婚したばかり。式に参列した一人で、1970年代に活躍した元世界王者のイリー ・ナスターゼ(ルーマニア)は今回の件についてまったく知らなかったと話す。「シモナがケーヒルとの関係を解消しようとしているなんて知らなかったから、ちょっと驚いたよ。でも、彼女は自分の行動が正しいことをこれまで何度も証明してきた。次のコーチが誰なのかを知っているのはシモナだけだろうね。彼女の判断を信頼しているよ」


ハレプの今季ここまでの戦績は15勝7敗。5月にふくらはぎを負傷したことにより、「全仏オープン」「ウィンブルドン」「東京オリンピック」などを欠場、8月には7年半にわたり保ってきた世界ランキングのトップ10から陥落した。約3ヶ月ぶりに戦線復帰し、「全米オープン」では4回戦にまで駒を進めた。現在の世界ランキングは14位だ。


ケーヒルの後任が誰になるかはわかっていないが、公私ともに次のフェーズへと移ったハレプの今後の活躍に期待したい。


※為替レートは2021年9月24日時点


(テニスデイリー編集部)


※写真は2018年「全仏オープン」でグランドスラム初優勝を果たした時のハレプ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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