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オフコート

大坂 記者会見に対する心境の変化を明かす

2020年「全米オープン」での大坂なおみ

「WTA1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月16日~8月22日/ハードコート)の初戦を突破した第2シード大坂なおみ(日本/日清食品)が、記者会見に対する心境の変化を語った。英スポーツメディア Sky Sportsなど複数のメディアが報じている。

大坂は初戦となる2回戦で17歳のココ・ガウフ(アメリカ)相手に4-6、6-3、6-4と逆転勝利を収め、試合後のオンライン記者会見に臨んだ。数日前の記者会見でメディアとの関わり方について問われ、涙ながらに答えていた大坂は、改めて今の心境を記者たちに語った。


「前回ここに座った時から考えていたことがあるの。そもそも記者会見をやりたくないと思ったのは何でだろうって。それで行き着いたのは、負けた選手のことが翌日の見出しで“もう終わった”とか“以前ほどの選手ではない”という風に書かれているのを目にすることがあって、私も怖くなったんだと思う。私は毎朝目を覚ました時から、自分は勝者だと思いたいから」


「大会でプレーすること、私のプレーを見たくて足を運んでくれる人たちに会えることを選択できるということが、既に成功と呼べるのよね。でもいつからか、その感覚が薄れてしまった。いつの間にか私はそれに鈍感になり、自分にとっての成功ではなくなってしまったの。そのことに対して自分を恩知らずだと思うようになった。同時に、コロナ禍での生活がものすごくストレスになっていたのも間違いないわ。バブルで過ごすことや人と会えないこと、直接コミュニケーションが取れなかったりすることがね」


試合直後のオンコートインタビューで「心構えを大きく変えたわ。たとえ負けても、勝者のような気持ちでいることにしたの。世界ではいろいろなことが起きているから」と意味深なコメントをしていた大坂は、そのことについても記者会見で補足している。


「今の世界の状況、現在ハイチやアフガニスタンで起きていることは本当に酷いと思う。それに比べて、私はアメリカでただテニスボールを打っている。私のプレーを見に来てくれる人がいる。うまく説明できないけど、私は世界中の誰でもなく自分自身でいられて良かったと思えるようになったの」


また、ガウフとライバル同士だと言われていることについてどう思うかという質問に対してはこう答えた。「対戦相手である私にとっても、多くの人が私たちの試合に夢中になっているあの雰囲気がとても好きだわ。ライバル関係と聞くとワクワクするわね。ライバル関係はそのスポーツを発展させるものだと思う。ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)の関係がテニスに多くをもたらしたようにね。だから、女子の方にもそういうものがあれば素晴らしいでしょうね」


二人はこれまでに3回対戦しており、2019年の「全米オープン」3回戦では当時15歳の新星を応援する地元ファンの前で大坂が快勝。その後、2020年の「全豪オープン」3回戦ではガウフがストレートで勝利を収めると、今回は大坂の逆転勝利。2勝1敗で大坂がリードしている。これからも二人の成長と熱い戦いを楽しみにしたい。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2020年「全米オープン」での大坂なおみ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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