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ジョコビッチの広告起用に動物愛護団体が抗議した理由とは?

「ATP1000 モンテカルロ」でのジョコビッチ

インドの酪農協同組合Amulが、植物をベースにした食生活を送っている世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を広告に起用したことで、動物愛護団体のPETAから訴えられることになった。スポーツウェブメディア Sportskeedaなど複数のメディアが報じている。

Amulは、特にスポーツを題材にしたウィットに富んだ広告で知られる。同社はジョコビッチが「全仏オープン」優勝を果たした後、明らかに彼と思われる人物が登場する広告を発表。イラストで描かれているその広告には、トロフィーと食パンを手にしたジョコビッチらしき人物が立っており、「セルビア人はすべてのグランドスラムで複数優勝を達成した」「ジョコビッチは乳製品を食べている」といった趣旨の言葉が添えられている。これに対してPETAのインド支部が、ジョコビッチはヴィーガンであり、乳製品を口にしていないことから、広告は誤解を招くものであると指摘。Amulに対し広告の撤回を求める書簡を送った。


PETAの代表者は、テニス選手のビーナス・ウィリアムズ、F1レーサーのルイス・ハミルトン、アメフト選手のコリン・キャパニック、金メダリストのサッカー選手アレックス・モーガンといった多くのアスリートが植物性の食事に移行したのは、自身のパフォーマンスを高めるためだけでなく、動物への配慮からでもあると強調した。


現在34歳のジョコビッチは6年近く植物を中心とした食生活を送っており、今でも高いレベルでプレーできるのはそのお陰で、もはや食事を超えた「ライフスタイル」だという。肉や乳製品を食べないのはテニスのためだけでなく、動物が食用に畜殺されることや酪農のあり方に疑問を持ち、地球温暖化への影響も懸念しているからだと説明している。


AmulとPETAの衝突は去年も話題になった。第92回アカデミー賞で主演男優賞に輝いた映画『ジョーカー』のホアキン・フェニックスはその受賞スピーチで、乳製品のために牛を人工的に交配させ、子牛が産まれた瞬間に母牛から引き離されるという酪農業界の慣習を非難。その直後にAmulは明らかにフェニックスと思われる『ジョーカー』の格好をしてオスカー像を持った人物がバターを口にするという広告を発表し、今回と同じようにPETAが抗議していた。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP1000 モンテカルロ」でのジョコビッチ
(Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)

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