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オフコート

スターテニス選手たちがコートで着ける高級時計のお値段は?

写真は「ウィンブルドン」でのフェデラー

今日の有名テニス選手たちはスポンサーにとって夢のような存在である。特に時計会社の場合はなおさらだ。ロレックスやオーデマ ピゲ、タグ・ホイヤーといった高級ブランドはどれも、今年の「ウィンブルドン」に戻ってきたスター選手たちと近しい関係を築いている。自社の時計を宣伝してもらうために、選手たちに大金を払っているのだ。英The Sun紙が報じている。

多くの選手は試合中も時計を身に着け、グランドスラムで優勝すると、トロフィーを頭上に掲げる時に手首に高価な時計を輝かせた姿が撮影される。では誰がどんな時計を着けていて、それぞれの時計はいくらするのだろうか?


ラファエル・ナダル(スペイン)


リシャール・ミルのRM 27-04、78万ポンド(約1億1,977万円)


ナダルは2010年にスイスの時計製造会社リシャール・ミルと高額な契約を結び、両者の関係は現在まで続いている。ただし、怪我を負ったナダルは今年の「ウィンブルドン」には出場していないが。


ナダルは試合中によくリシャール・ミルの時計を着けており、昨年の「全仏オープン」では、テニスコート上で着けられた時計の最高額を更新する78万ポンド(約1億1,977万円)のRM 27-04 Tourbillonというモデルを着用していた。わずか20グラムのこの時計は、ナダルの手首に重みを感じさせないだろう。さらにこの時計は1万Gの加速度に耐えることができる。


セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)


オーデマ ピゲのRoyal Oak Shore、4万5,000ポンド(約691万円)


プレミアリーグのサッカー選手たちに人気のオーデマ ピゲは、2014年にセレナをブランド・アンバサダーに据えた。セレナは試合中には定期的に同社のRoyal Oak Shoreというモデルを着用しているが、これは約4万5,000ポンド(約691万円)の品だ。また2017年には、メットガラ(毎年5月にニューヨークで行われるファッションの祭典)に参加するセレナに対して、オーデマ ピゲ社はDiamond Outrageというお値段100万ポンド(約1億5,355万円)という驚きの一品を貸し出した。


ノバク・ジョコビッチ(セルビア)


セイコー アストロン GPS Solar Dual Time、1,495ポンド(約23万円)


ジョコビッチは2014年に、セイコーと年400万ポンド(約6億1,345万円)の契約を結んだ。しかしナダルやフェデラーに並ぶほど巨額の報酬を得ているにもかかわらず、彼のセイコーの時計はさほど高価ではない。値段は1,500ポンド(約23万円)弱だ。それでも、この時計はステンレス製のケースにローズゴールドの塗装、黒いセラミックのベゼルとサファイア結晶の風防、そして押しボタンで取り外しができるシリコンの黒いバンドといった特徴を備えている。


ロジャー・フェデラー(スイス)


ロレックスのGMT-Master II、1万1,000ポンド(約169万円)


スイスの高級ブランドであるロレックスのアンバサダーを長年務めているフェデラーは、多種多様な高級時計を着けてトロフィーを掲げる姿が写真に収められてきた。おそらく最も目立っていたのは、2009年にピート・サンプラス(アメリカ)のグランドスラム最多優勝記録を破った時に着けていたDatejust IIだろう。


フェデラーはGMT-Master IIも気に入っており、これは1万1,000ポンド(約169万円)の品だ。フェデラーに自社製品を宣伝してもらうために、ロレックスは1年に500万ポンド(約7億6,774万円)ほど支払っていると考えられている。


アンディ・マレー(イギリス)


ラドーのHyper Chrome Automatic Chronograph Match Point、3,370ポンド(約52万円)


2013年と2016年の「ウィンブルドン」覇者であるマレーは、今年4年ぶりに同大会のシングルスに出場。ラドーの時計を身に着けることで1年に100万ポンド(約1億5,355万円)を稼いでいると言われている。


そして、彼の物選びはいつも素晴らしく、コートでは同社のHyper Chromeというモデルを着けている。しかし、彼が最後に「ウィンブルドン」の優勝トロフィーを掲げた時には、劇的な勝利をおさめた後に困った状況を作り出してしまった。マレーはスポンサーを満足させるために時計を着けたが、その時計が自動巻きで、身に着ける人の手首に適合するために時間が必要であることを忘れていた。そのため、優勝した姿を撮影された時には、時計の針が5時間ほど狂ってしまっていたのだ。


マリア・シャラポワ(ロシア)


タグ・ホイヤー(TAG Heur)のFormula 1 Lady、1,900ポンド(約29万円)


シャラポワが2016年にドーピングの疑いで出場停止処分を受けた時、タグ・ホイヤーは彼女と新たなスポンサー契約について交渉している途中だった。しかしながら、同社はすぐに提案を引っ込め、2004年に始まった両者の提携関係は終了した。


シャラポワはコートでは同社のAquaracerという1,200ポンド(約18万円)のモデルを、コート外ではFormula 1 Ladyという1,900ポンド(約29万円)のモデルを頻繁に身に着けていた。2004年に10代で「ウィンブルドン」を制覇し、現在は引退したシャラポワは、今年の大会には出場しないが、今でも人気者で、高価な時計を身に着けている。


スタン・ワウリンカ(スイス)


オーデマ ピゲのRoyal Oak Shore Diver、1万8,000ポンド(約276万円)


ワウリンカもまた、オーデマ ピゲのRoyal Oak Shore の愛好家であり、このモデルのDiver chronographを頻繁に身に着けている。値段は約1万8,000ポンド(約276万円)だ。両者の関係は2014年頃に始まり、2017年にはこのブランドの参加者限定マーケティング・キャンペーンに参加している姿が撮影されている。彼はさらに、どんな風に時計が作られるのかを見るために同社の本部を訪問した時の写真をSNSに投稿している。


アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)


リシャール・ミルのRM67-02、10万5,000ポンド(約1,612万円)


若手スター選手の一人であるズベレフは、2016年からスイスの高級時計ブランド、リシャール・ミルと契約を結んでいる。そして、これは全てズベレフと親しいナダルのおかげだ。ナダルがズベレフをテニス界の未来だと言って同社のミル氏に推薦したのだ。


2018年、ズベレフはモンテカルロのショーに同社のRM67-02というモデルを身に着けて現れた。この時計の値段は驚きの10万5,000ポンド(約1,612万円)だ。重さはわずか32グラムで、超軽量かつ強靭なカーボン・クオーツTPTでできているため、頑丈でもある。ズベレフはコートでもこの時計を着用しており、ウェアの色にストラップの色を合わせている。


カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)


ロレックスのデイトナ、11万3,950万ポンド(約1,749万円)


今は引退し先日第一子となる女児を出産した元世界女王のウォズニアッキは、2010年からロレックスと提携関係にあった。同社はウォズニアッキがテニス界での立場を築き始めた当初に契約を結んだのだ。


そしてウォズニアッキが2018年の「全豪オープン」決勝でシモナ・ハレプ(ルーマニア)を下して初のグランドスラム優勝を果たした時には、まばゆく輝くロレックスのデイトナを見せつけた。ダイヤモンドを敷き詰めた文字盤と、長方形にカットされたダイヤモンドのベゼルが特徴のモデルで、値段は驚愕の11万3,950万ポンド(約1,749万円)。


ドミニク・ティーム(オーストリア)


ロレックスのデイトナ クロノグラフ、1万4,000ポンド(約215万円)


プロテニスとなれば、ロレックスは間違いなく最高の選手たちと提携している。現在世界ランキング5位であるが手首の怪我によって「ウィンブルドン」を欠場しているティームもその一人だ。そして彼は2つのモデルを身に着けている。


27歳のティームは、ステンレスとセラミック製で、光沢のある黒の文字盤のデイトナ クロノグラフを着用してきた。値段は約1万4,000ポンド(約215万円)だ。彼はさらにステンレス製のサブマリーナーも愛用しているが、こちらは約9,000ポンド(約138万円)。


※為替レートは2021年7月5日時点


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ウィンブルドン」でのフェデラー
(Photo by AELTC/David Gray - Pool/Getty Images)

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現地在住ライター、テニスライター内田暁がレポート!

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