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FCバルセロナ選手が立ち上げたエージェンシーとティームが契約

2018年、テニスボールでリフティングを披露するティーム

世界ランキング5位のドミニク・ティーム(オーストリア)が、FCバルセロナ所属で元スペイン代表のサッカー選手ジェラール・ピケが創設者の一人であるKosmos社とエージェント契約を結んだと発表。伊ニュースサイト UBI Tennisなど複数のメディアが報じている。

Kosmos社といえば、国別対抗戦「デビスカップ」の運営に25年間で30億ドル(約3300億円)を投資することを約束し、大会のフォーマットを大きく変えたことで話題に。2017年の設立以来、同社はテニス界での影響力を伸ばしてきた。取締役会のメンバーには楽天グループの創業者である三木谷浩史氏も名を連ねる。


そんなKosmos社がこの度、新たなビジネスとして選手のマネジメントエージェンシーを立ち上げたと発表。その最初の契約選手として27歳のティームを迎えたことを明かした。同社は声明の中で、新しいビジネスの目的は「アスリートに包括的なサービスを提供すること」であり、選手に代理店業務、商業活動、広報活動に加えて、スポーツ、法律、財務に関するアドバイスも提供すると説明している。


新しく立ち上げた同部門のトップを務めるのは、2017年から2018年にかけてティームのコーチだったガロ・ブランコ氏。自らも元テニス選手のブランコ氏は「デビスカップ」の改革に専念するためにティームのコーチを辞していた。ティームとの契約についてブランコ氏は「個人的には、特にドミーと一緒にこのプロジェクトを始められることにすごくワクワクしている。私たちは昔から知り合いで、一緒に仕事をする機会もあった。これまでも非常に良い関係を築いてきたし、彼のチームや家族、そしてKosmosと一緒に、素晴らしいチームになれると思っている」と意気込みを語った。


一方のティームはこう話す。「ガロとまたチームを組めてとても嬉しいよ。彼はコーチを辞めた後も僕や家族と親しくしてくれているんだ。今シーズンは思うようなスタートが切れなかったけど、2020年終盤のレベルに戻るために一生懸命努力しているところだよ。ガロをはじめとするKosmosのチームが加わることで、多くのポジティブなことがもたらされると思っている」


ティームの両親はともにテニスコーチであり、父親はティームを指導するほか、現在はオーストリアでテニスアカデミーを開いている。21歳の弟モリッツもプロのテニス選手を目指して奮闘中と、生粋のテニス一家だ。ティームにとって、自分のキャリアを託すブランコ氏がすでに家族とも親交があることは大きいに違いない。


Kosmos社の社長を務めるピケは、「このプロジェクトをとても楽しみにしている。Kosmosには長年スポーツに携わり、アスリートのキャリア開発に関わる様々な分野の専門家がいる。私たちの多くは現役または引退したプロの選手なので、現役選手と彼らの将来にとって何が重要かを理解している」とコメント。また、個人のTwitterアカウントで「ドミニク・ティーム、Kosmosファミリーへようこそ!」と歓迎のメッセージを投稿している。


今季のティームは思うように結果を残せておらず、先日の「全仏オープン」ではまさかの初戦敗退。今回の契約発表と同じ日に「東京オリンピック」を辞退することも明かした。オリンピック辞退は苦渋の決断ながら、「ウィンブルドン」に臨んだ後は「全米オープン」のタイトル防衛に専念すると話している。強力なバックアップを得たティームの今後を楽しみにしたい。


※為替レートは2021年6月18日時点


(テニスデイリー編集部)


※写真は2018年、テニスボールでリフティングを披露するティーム
(Photo by West Ham United FC/West Ham United FC via Getty Images)

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