マイページ

オフコート

22歳のノルウェーのトップ選手の父「息子が私の記録をすべて破ってくれて嬉しい」

キャスパー・ルード

テニスの才能が家族の間で受け継がれる事例はこれまでたくさんあった。ルード一家も、そのうちで最も成功している例の一つと言って間違いないだろう。というのも、父のクリスチャン・ルード(ノルウェー)と22歳の息子キャスパー・ルード(ノルウェー)は、母国ノルウェーのテニス史上最も偉大な選手なのだ。ATP公式ウェブサイトが伝えている。

息子のキャスパーは、先日行われた「全仏オープン」で3回戦まで勝ち進み、クレーコートでの世界最高の選手の一人としての地位を確立した。そして父を含む多くの人々から、今後何年にもわたって同大会での脅威になると目されている。


「彼のプレーはそれに適している。彼には武器があって、クレーコートに合ったいいプレーをするんだ」と父クリスチャンは語る。「ラファエル・ナダル(スペイン)やノバク・ジョコビッチ(セルビア)に続くいい選手たちがたくさん出てきている。キャスパーもその一人だと思うよ、特にクレーコートではね」


クリスチャンは父とコーチという二つの役割を果たしている。彼は自身が選手であった時に達成した多くのことを息子が上回ったことも気にしていないようだ。クリスチャンは世界ランキングで最高39位に到達したが、キャスパーは現在キャリアハイの15位につけている。


「キャスパーはかなり指導しやすいと思うよ。思うに彼は内面に大きな原動力を持っていて、練習の時に毎日それを見せてくれる。私の目標は、彼に可能な限りうまくなってもらうことだ。だからその意味で、息子が私の記録をすべて破ったことはとても嬉しいよ」


キャスパーはこれまでにクレーコートで最もいい結果を残している。2021年はクレーコートで17勝5敗を記録しており、「ATP250 ジュネーブ」では決勝でデニス・シャポバロフ(カナダ)を下し、キャリア2つ目のタイトルを獲得。さらに今年は「ATP1000 モンテカルロ」と「ATP1000 マドリード」という2つのマスターズ1000大会で準決勝に進出している。


クレーでのレベルの高いプレーの結果、現在キャスパーは今年得たポイントだけで争われる年末の最終戦出場権獲得レース「レース・トゥ・トリノ」で11位につけている。今後の活躍次第では、最終戦出場の8人に入れるかもしれない。


キャスパーは2019年と2020年にも「全仏オープン」で3回戦に進出したが、今年はこれまでよりさらに勢いに乗ってこの大会に臨んだ。彼の父は、今年ここで優勝することも決して現実離れした考えではないと思っていたようだ。


「もっと驚きの結果は今までにもあったんじゃないかな。これまでにここで何度も優勝してきた選手たち、ラファやジョコビッチのような選手たちには当然敬意を表するべきだ。でも、今年はたくさんいる有力選手の一人にキャスパーも少しは食い込んでいると思う」


クリスチャンによると、キャスパーには大きな望みがあり、彼の今年の成績はその自信を後押ししているという。


「彼は世界のトップ10に入ることができると信じていて、世界一になってグランドスラムで優勝することを夢見ていると思う。今現在いいプレーをしていて、特にそのくらいのランキングのクレー巧者たちとは十分に戦えると感じている。いい形でシーズンを始められたし、今の立ち位置には本当に満足している。だから本人も今年の後半や来年以降については、楽観的な気分でいるんじゃないかな」


(テニスデイリー編集部)


※写真はキャスパー・ルード
(Photo by Ryan Pierse/ATP Tour/ATP Tour via Getty Images)

オフコートの関連記事

PAGE TOP
menu