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ベテラン選手が若い選手たちのメンターに?フェデラーが提唱

写真は2017年「ATP500 バーゼル」優勝後にボールキッズ達とピザパーティーで勝利を祝うフェデラー

グランドスラムで20度の優勝を誇るロジャー・フェデラー(スイス)は、テニスレジェンドたちが若い選手を支援する制度をATPツアーに導入してほしいと語った。伊ニュースサイトUBI Tennisが報じている。

元世界ランキング1位のフェデラーは、テニス界でメンタルヘルスに関する議論が活発化していることを受けて、次世代選手たちを支援するために今後どのような取り組みが可能かという質問を受けた。しばらく前に大坂なおみ(日本/日清食品)が2018年以来うつや社会的不安に苦しんできたことを明かし、大会を棄権。大坂は当初、「メンタルヘルスの懸念」を理由に「全仏オープン」での記者会見を行わないことを表明していた。


ツアーで20年以上を過ごしてきたフェデラーは、若い選手にとって重要なのは、彼らを支える人々の輪があることだと語る。ATPがそうした取り組みを打ち出せば、多くの引退した選手たちがメンターの役割を果たすことをいとわないはずだとフェデラーは言う。


「メンターがいれば役に立つと思う。僕たちのような年長世代が年少の選手たちを歓迎して、彼らがすぐに適応できると感じられるようにするんだ。長い間よそ者みたいな気分でいたくはないからね。ツアーは何らかの形でレジェンドたちを動員して、助けになることができるはずだ。女子ツアーはとてもうまくやっている。男子ツアーでも少し時間を取って誰にでも話しかけることはできるだろうけど、元トップ選手たちに正式な役割は与えられていない。これはちょっと残念だと思うよ、彼らの多くは役に立ちたいと思っているだろうから。ツアーも自分たちの責任を果たすべきなのは明らかだ」


39歳のフェデラーは、現在ATP選手協議会のメンバーであり、2022年6月まで任期が残っている。協議会の役割は、選手たちの意見を代表し、意思決定を行う際にはATP理事会に助言を行うことだ。ラファエル・ナダル(スペイン)も協議会のメンバーだが、元協議会議長のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、PTPA(Professional Tennis Players Association、プロテニス選手協会)への関与を理由に既に協議会メンバーではなくなっている。ATPが「利益相反」あたると認定したためだ。


フェデラーはまた、プレーすることとテニスから離れる時間を取ることの正しいバランスを見つけなければいけないと選手たちに助言する。フェデラーによると、選手の中にはツアーから「取り残される恐怖」を感じている者もいるという。これは選手たちに負の影響を及ぼしうるものだ。今年に入ってから、ドミニク・ティーム(オーストリア)は、自分自身を「リセット」するために短い離脱期間を取っていた。


「僕はとにかく何かを追い求めて常にプレーしていようとはしなかったことが良かったと思っている。僕はいつだって大局を見ていた。ツアーで成功できると、一定のレベルに到達できると感じたら、周りで起きるいろいろなことや、人々の言うことに惑わされないようにすることだ」


(テニスデイリー編集部)


※写真は2017年「ATP500 バーゼル」優勝後にボールキッズ達とピザパーティーで勝利を祝うフェデラー
(Photo by Harold Cunningham/Getty Images)

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