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ロシアの妖精が大好きな日本文学をレビュー

写真は2019年10月ニューヨークでのシャラポワ

現役時代グランドスラム5勝を達成し、現在事業家としても活躍する元テニス選手のマリア・シャラポワ(ロシア)が書評を寄稿した。シャラポワが選んだ本は、日本では1939年に刊行された谷崎潤一郎の随筆「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」。経済誌Forbesのサイトで公開されているレビューを紹介する。

テニスのキャリアを通じて、私は幸運にも世界中の素晴らしい土地を訪問する機会に恵まれた。若い頃から旅行や探求に夢中になったが、特に日本の文化と芸術に魅せられた。


「日本の建築家たちに魅了され、常に彼らの作品に影響を受けてきた。空間や自然光の使い方、そしてシンプルさ。私が自分の家をデザインした時は、これらの建築的要素をすべて取り入れた。日本のデザインや建築を学ぶのに夢中になった。谷崎潤一郎の日本の伝統的な美意識を近代的変化に対比させ言語化する能力が、実に美しく表されているのがこの本だ。特に、彼による広範な文化の並置による説明が気に入っている。例えば、西洋とアジアの文化の比較に光と影の対比を使用しているところなど素晴らしい。」


「私はこれまでの人生で常にバランスを大切にし、デザイン、芸術、そして建築といったテニス以外の情熱を探求してきた。これらは、一種の“逃避”として競技から離れる時間を作るきっかけになり、精神と身体をリラックスさせ、回復させてくれた。読書や散歩、新しい趣味の発見など、自分のために時間を取り逃避をすることがこれまで以上に重要であり、この本はまさにそれを提供してくれる。」
元世界女王はテニス以外でも充実した時間を過ごしているようだ。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年10月ニューヨークでのシャラポワ
(Photo by Dominik Bindl/WireImage)

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