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テニスの世界王者、引退後は政治家になる可能性?

写真は「全豪オープン」でのジョコビッチ

テニスの世界王者であるノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、現代の政治は恵みであるよりも悩みの種であると考えている。ジョコビッチによると、本当の民主主義はもはや存在しないという。しかしながらジョコビッチは、もし母国が彼の支援を必要とするなら、政治に挑戦してみてもいいという含みを持たせた。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。

ジョコビッチは政治と無縁ではない。彼は過去にATP選手協議会の会長を務めていたことがあるほか、PTPA(Professional Tennis Players Association、プロテニス選手協会)の共同創設者でもある。ジョコビッチは長らくランキング下位の選手たちのために尽力しており、ライバル関係にあるロジャー・フェデラー(スイス)やラファエル・ナダル(スペイン)とは見解の面でしばしば対立してきた。


いつか政界で活動する可能性はあるかという質問を受けたジョコビッチは、長年テニス界で政治に関わってきたが、それは楽しい経験ではなかったと語った。


「政治はこれまでもやってきたよ、テニス界でだけどね。10年間、選手たちに発言力を与えようと苦労してきた。その中で、政治は奇妙な世界だということを見てきたよ。僕は好きじゃないね。汚いシステムだ」


ジョコビッチはさらに、いくつかの民主主義の国で用いられている政治システムには賛同しないと明かした。彼によると「本当の民主主義」はもはや存在せず、それは資本主義に取って代わられたのだという。


「僕は現代のだいたいの国、つまり民主主義文明と呼ばれるところで今日見られるものには不適格だよ。政治というよりも、僕には企業利益みたいに思えるね。政治について発言する用意はないけど、中立的な観察者として言うなら、本当の民主主義はずっと前に失われた。今ではビジネスの方が大事で、党利党略がある。僕の居場所ではなさそうだ」


政治は嫌いだと認めるジョコビッチだが、母国への愛を思えば、将来政治的役割に就く可能性は否定しなかった。「人々に良い影響を与えられると心から思わなければ、やらないよ。でも、僕の未来はあらゆることにオープンだ。間違いなく僕の国を支えるだろう、セルビアにはすごく愛着があるし、スポーツ以外のことにも興味はある」


先週ジョコビッチはトップシードで「ATP250 ベオグラード」に出場したが、ジョコビッチのテニスアカデミーが主催したこの大会では、他の大会ほど多くの衛生上の規則は導入されなかった。ジョコビッチは多少の自由を享受できることを喜んでおり、それによって心の平穏を得ることができ、また「全仏オープン」に向けての意欲も湧くのだと語った。


「ここでは他よりも少し自由がきく。ツアーで地元の規則に従うことができたのは今週が初めてだ。そのおかげでずいぶん心の平穏が得られるし、“全仏オープン”に向けた準備にもとても意欲が湧くよ」


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」でのジョコビッチ
(Photo by Matt King/Getty Images)

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