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オフコート

世界2位のテニス選手の独特なフォアハンドを名コーチが解説

「Nitto ATPファイナルズ」でのメドベージェフ

現在世界ランキング2位につけているダニール・メドベージェフ(ロシア)は、苦手とされるクレーコートの克服が当面の課題だ。昨年11月の「ATP1000 パリ」以来、素晴らしい成績を残しているが、クレーコートは常に苦手としている。実際、インタビューなどでもクレーへの苦手意識を率直に認めながらも、順応していけるよう必死に努力すると宣言している。

そんなメドベージェフのプレースタイルを、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)やステファノス・チチパス(ギリシャ)を指導する名コーチのパトリック・ムラトグルー氏が、SNS上で解説している。ウェブメディアEssentially Sportsが伝えた。


フランス出身のムラトグルー氏はセレナやチチパス以外にも、これまでにマルコス・バグダティス(キプロス)、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)、ジェレミー・シャルディ(フランス)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)らを指導。現在は注目の若手女子選手であるココ・ガウフ(アメリカ)もコーチしている。


メドベージェフのフォアハンドは独特だ。彼のキャリア序盤では、フォアハンドショット後のラケットの軌道が話題になったこともあった。ムラトグルー氏は自身のInstagramに動画を投稿し、メドベージェフのショットの特徴について説明している。


「メドベージェフのフォアハンドでとても変わっているところはテイクバックだ。彼の肘は非常に高く肩のラインまで上がり、手はかなり後ろまで引かれている」と動画内でムラトグルー氏は語っている。


だがムラトグルー氏によると、メドベージェフはラケットの振り方こそ変わっているが、ショットを打つための基本的なテクニックを重視し、忠実に行っているという。まずムラトグルー氏が触れたのがコンタクトポイントだ。「ほぼ毎回、彼は同じコンタクトポイントで打っている。左膝の前だ」とムラトグルー氏。


次にメドベージェフが押さえている基本的テクニックは重心の移動。常に質の高いショットを打つためには、ボールを打った後しっかりと重心を移動させることが重要となる。「ダニールの右脚を見てほしい。ショットの後で左脚の前に出ていることが分かるだろう。これは素晴らしい重心移動だ」


次の重要なテクニックは、フォロースルーと呼ばれるショットを打った後の腕の振り抜き方だ。メドベージェフのフォロースルーに触れ、ムラトグルー氏は「彼の腕を見ると、ショットの後、首に巻きつくように振られていることが分かる」と解説している。


ムラトグルー氏は、選手はこれらの重要な基本技術に焦点を当てることでより良い試合運びが出来るようになると語り、メドベージェフのショットの解説を締めくくった。「選手やコーチの多くはテクニックばかり気にしてしまうが、実は最も重要なのはそこじゃない。鍵となる基本を守ること、そしてショットの質こそが最も重要なんだ」


ハードコートを得意とするメドベージェフは、12日に「ATP1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月9日~5月16日/クレーコート)に第3シードとして出場したが、同郷の世界27位アスラン・カラツェフ(ロシア)に2-6、4-6で敗退。「全仏オープン」が近づく中、メドベージェフがどこまでクレーコートで調子を上げていけるのか、注目していきたい。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのメドベージェフ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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