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ATPとWTAはワクチン接種を推奨も...トップ選手で分かれる意見

「全豪オープン」での大坂なおみ

世界各国で新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、テニスにもその流れが起き始めている。しかし運営側が接種を望む一方で、選手たちの中には慎重な姿勢を見せる者も少なくない。「ATP1000 マイアミ」に出場している選手たちの意見を、ロイター通信など複数のメディアが報じた。

ワクチン接種に積極的でない一人は、世界ランキング8位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)。「今のところ、ワクチン接種をしても特に恩恵があるわけじゃない。どうせバブル生活を強いられるんだから。もし僕に選択権があるなら、打つ気はないよ。特に理由があるわけじゃないけど、子供の頃からワクチンを一度も受けたことがないから気が乗らないんだ」


世界5位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)もルブレフと同意見だ。「どのみち隔離生活を強いられるんだから、接種したとしても大した意味はないわよね。打っておけば感染しても症状が悪化することは避けられるでしょうけど、それでも感染する可能性はある。だから、時間をかけてテストされたわけじゃないものをやることにはあまり意味がないと思うの。私自身は、しばらく待つつもりよ」


そして世界8位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)は不信感を露にしている。「今のところ、ワクチンを信頼していないの。言いにくいけど、私は自分も受けたくないし、家族にも受けて欲しくない。ただ、そうしなければならないならやるわ。テニス選手はずっと旅をしているから仕方ないもの。受けることになったら、まずはかかりつけのドクターと相談して、複数あるワクチンの中のどれが私に適しているかを調べてみるわ」


「でも今はまだ信頼していないの。あっという間に作られたでしょ。打った後でどうなるのか、十分な時間をかけてテストを行ったわけではないから、いいワクチンができたとは思えないの」


もちろん、ワクチン接種に賛同している選手もいる。その一人である大坂なおみ(日本/日清食品)は「ワクチンを受けるつもりよ。いつでも構わないわ」と発言。


世界9位のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)もいつでも打つ気のようだ。「順番が来たら打つつもりだよ。もちろん、僕の家族やワクチン接種を本当に必要としている人たちが優先だけどね」と語っている。


こうした選手たちの声を受けて、ATPとWTAが立て続けに声明を発表。「科学的根拠に基づき、ワクチンを受けることを勧める」「全員がワクチンを受けてくれると信じている」などと、個人の判断に任せるとしながらも、接種するよう選手たちに呼びかけた。


ATPはさらに、4月11日開幕の「ATP1000 モンテカルロ」でワクチン接種者に対する特別措置を採ることを明らかにしている。ワクチン接種者であっても検査を受けなければならないのは変わらないが、隔離時間が未接種者よりも5時間ほどは短くなるという。さらに、大会期間中にコロナ感染者が出た場合でも、ワクチン接種者は濃厚接触者に認定されないとのこと。


昨年陽性反応が出たシモナ・ハレプ(ルーマニア)など、一部の選手は既にワクチンを接種している。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」での大坂なおみ
(Photo by Quinn Rooney/Getty Images)

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