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オフコート

テニス界で忖度!?チチパスへのお礼で弟にワイルドカード

写真は2020年「ATP500ドバイ」でのチチパス

世界ランキング5位のステファノス・チチパス(ギリシャ)の弟であるペトロス・チチパス(ギリシャ)は、ワイルドカード(主催者推薦枠)で「ATP250 マルセイユ」に出場。現在20歳のペトロスは、それまでツアーレベルの本戦にシングルスで出場したことはなかった。伊ニュースサイトUBI Tennisが報じた。

ペトロスの大会出場時の世界ランキングは970位、それまでのシングルスでの通算獲得賞金は約5万5000ドル(約600万円)だった。


世界ランキング900位にも入らない選手をワイルドカードで出場させた理由について聞かれた大会ディレクターのJean-Francois Caujolle氏は、それが兄ステファノスが大会に出場してくれたことへのお礼であると認めた。ステファノスは同大会2連覇中だったが、今回は準々決勝でピエール ユーグ・エルベール(フランス)に敗れている。


報道によればCaujolle氏は「大会をサポートしてくれたチチパス一家へのお礼として、ペトロスにワイルドカードを与えました。ステファノスは他の大会で受け取れるであろう出演料の半額ほどでこの大会に出場してくれたのです」と語った。


弟のペトロスは1回戦で世界52位、第7シードアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦し、わずか46分で0-6、2-6と完敗したが、1回戦の賞金5100ユーロ(約66万円)を手にした。


ペトロスにワイルドカードが出されたことの妥当性には疑問が残るが、規則違反というわけではない。ATP(男子プロテニス協会)の規則には「ワイルドカードを与えるに際して大会側は金銭を受け取ってはならないし、選手は支払ってはならない」と書かれている。この規則を守っていれば、大会側が誰にワイルドカードを出すかについてはかなりの柔軟性が認められている。


「ATP250 ドーハ」でも、いささか疑問に思われるワイルドカードがあった。地元カタールのMubarak Shannan Zayidは過去最高順位1159位で、現在はランキングもない。彼はこれまでに5回、ワイルドカードで同大会に出場しているが、まだ1セットも取ったことがない。今年は1回戦で世界45位のアスラン・カラツェフ(ロシア)に4-6、0-6で敗れ、1万3560ドル(約148万円)の賞金を獲得している。


ATPによればワイルドカードの割り当ては「完全に大会の裁量による」そうだ。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2020年「ATP500ドバイ」でのチチパス
(Photo by Amin Mohammad Jamali/Getty Images)

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