マイページ

オフコート

錦織圭がサーブのフォームを変えた理由

「ATP500 ロッテルダム」での錦織

怪我の影響に長く苦しんできたが、ようやく本来の姿に戻りつつある錦織圭(日本/日清食品)。過去最高ランキングは世界4位、世界のトップ8しか出場できない年末の「Nitto ATPファイナルズ」に4度出場し、これまでに12回のツアー優勝を遂げた実力はまだまだ衰えてはいない。

それだけの実績がありながら、そのテクニックを変えることもいとわない。世界23位のアレックス・デミノー(オーストラリア)を破った「ATP500 ロッテルダム」(オランダ・ロッテルダム/3月1日~3月7日/室内ハードコート)2回戦後に、錦織はサーブのフォームを改良していることを認めた。ATPが伝えている。


「(2019年10月の)肘の手術の後と、昨年12月に変えました。マックス・ミルニーコーチやマイケル・チャンコーチ、それに日本人のコーチの指導も受けて。サーブにもっとパワーが欲しいけど、より肩は使わずに。昨年は肩も痛めたので」


「まだ完璧ではないけれど、近づいていっています。1・2回戦は良いサーブが打てたので、今は自分のサーブに満足しています」


1回戦のフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)戦では特にサーブが良く、第7シードだった相手に一度もブレークを許さなかった。この試合でのファーストサーブのポイント獲得率は85%に上った。


錦織の改良したフォームは、より肩に負担がかからない。以前は、サーブを打つためにラケットを上げる前に、ラケットの面が地面に平行になるぐらい錦織の腕は後ろに下がっていた。錦織はこれが問題なのかどうかは「確信がなかった」が、コーチらと話してみて、変更に踏み切った。


「何度も怪我をしてきたので、今でも時間と機会があるなら何かを変える必要があると感じています。どんな意見でも聞いてみます。もちろん、変えるのは簡単ではなく、時間がかかります。まだ完全にできているとは思いません。でも体のために、できることは何でもやるつもりです」


ロッテルダム大会は波乱が多く、錦織の側にはもう上位シードの選手は誰も残っていない。「普段からトーナメント表を見ないので、次の対戦相手が誰かは知りません。出場していた中で一番のっていたのはもちろん(敗退した)ダニール・メドベージェフ(ロシア)、それからステファノス・チチパス(ギリシャ)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)でしょう」


「とはいえ、トップ100選手なら、誰でもトップ10選手を倒せると思います。トップ10選手とそれ以下の選手の間にはいくらかの差があるけれど、それでも負かすチャンスはあると思う。簡単ではないですが」


「怪我で本当にきつい時を過ごしてきました。だからこの厳しい大会で準々決勝に進めて嬉しい。このまま努力を続けて、次の試合に向けて準備をするだけです」と錦織は語った。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP500 ロッテルダム」での錦織
(Photo by Henk Seppen/BSR Agency/Getty Images)

オフコートの関連記事

PAGE TOP
menu