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オフコート

ジョコビッチ父、息子に批判的だとしてセルビア報道に物申す

「全豪オープン」でのジョコビッチ

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の父であるスルジャン・ジョコビッチ氏はこのほど、この10年間、息子に十分な敬意を払ってこなかったとして、母国と西欧双方のメディアを酷評した。伊ニュースサイトUBI Tennisが報じている。

ジョコビッチが「全豪オープン」で優勝し、18度目のグランドスラム制覇を果たしてから1週間も経たないうちに、父のスルジャン氏が息子に対する扱いについて口を開いた。同大会の決勝でジョコビッチはダニール・メドベージェフ(ロシア)をストレートで下し、自身が持つ「全豪オープン」優勝最多記録を9に伸ばした。


これほどの成果を挙げているにもかかわらず、世界のメディアはジョコビッチの偉業を十分に称賛せず、否定的な側面にばかり注目しているとスルジャン氏は考えている。過去には、共同創設者となった「アドリア・ツアー」でのクラスターやPTPA(Professional Tennis Players Association、プロテニス選手協会)を組織したことなどで、ジョコビッチは批判にさらされてきた。


「この苦悶はもう10年も続いているが、奴らはこれをまた1年引き延ばした。おとなしく降参して、ノバクが世界一だと認識を改め、これまでのことを水に流せばいいのに。ノバクは誰とも比較にならない」とスルジャン氏は語る。


スルジャン氏は自身が感じている落胆について続ける中で、ジョコビッチを「誇りとし褒め称えて」いないとして、セルビアの記者を非難した。母国のメディアはイギリスに端を発する「不快なニュース」を広めているというのがスルジャン氏の主張だ。


「いつも何かが間違っている。君らセルビアの記者は、ノバクのような奇跡がこの先いつ現れるか自分に聞いてみるといい。なぜ彼を誇りとし褒め称えないんだ?彼は人格や行いで示してきた。君たちは世論を作り出しているんだぞ。


それなのに、邪悪なことや混乱ばかりが一面に掲載されて、彼の業績はほったらかしだ。なぜ君たちはイギリスの記者たちが書いた不快なニュースをセルビアのメディアで広めているんだ?奴らには好きなようにやらせて、我々は我々の好きにすればいいじゃないか」


メディアについてのコメントの他に、スルジャン氏は「世界中の正常な人はみんな」ジョコビッチを愛していると主張し、ジョコビッチを「神」と表現した。イギリスの日刊紙The Sunの報道によると、スルジャン氏はこうも語っている。


「我々はセルビアが一番困難な状況にあった時にノバクを育てた。セルビアの人々にとって最悪の時に、彼は神によって遣わされたんだ。セルビア人は正常な人間で、殺人鬼や野蛮人ではないということを示すためにね」


さらに、ジョコビッチが自身の基金を通して行っている慈善事業や選手仲間への支援についての認識が欠けているとも指摘。


「彼は自分や自分の利益のためだけに戦っているわけではない。生活が苦しい他のテニス選手たちのためでもあるんだ。


ノバクのマナーの良さはキャリアを通して全部見ている。彼がどんな風に対戦相手に別れの挨拶をするか、主催者に対してどう振る舞うか、負けた時にどのように対戦相手に手を差し出して挨拶のキスをするか。他にどの選手がこんなことをする?」


ただし、スルジャン氏は息子が名実共に史上最高の選手になるのは時間の問題だと考えている。


「今後もメディアの姿勢は変わらないだろうが、最終的にはノバクが史上最高のテニス選手だということを理解しなければいけない。彼らはそれを受け入れなければいけない。事実だからね。そして彼はセルビア人だ」とスルジャン氏は締めくくった。


男子のグランドスラム優勝回数の史上最多記録は現在、共に20回のロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)が保持している。だがジョコビッチは3月8日に更新されるATPの世界ランキング1位在位期間でフェデラーが持つ歴代最長記録を抜くことが確定している。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」でのジョコビッチ
(Photo by Quinn Rooney/Getty Images)

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