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オフコート

シュワルツマンが大きな自信を得た瞬間

写真は「全仏オープン」でのシュワルツマン

28歳のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は、昨シーズン一度も優勝していない。にも関わらず2020年は彼のブレークした年だったと言えるだろう。シュワルツマンは世界ランキングで初のトップ10入りを果たし、年末の最終戦「Nitto ATPファイナルズ」の出場権を獲得した。そのシュワルツマンが自信を得た瞬間について、伊ニュースサイトUBI Tennisが報じた。

シュワルツマンのキャリア最大の勝利は昨年9月、「ATP1000 ローマ」準々決勝のラファエル・ナダル(スペイン)を6-2、7-5で破った試合だった。続く準決勝ではデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-4、5-7、7-6(4)で倒したが、決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に5-7、3-6で敗れた。


だがビッグ3の一人であり世界2位のナダルに勝ったことが大きな自信となり、シュワルツマンは「全仏オープン」準々決勝で、同年の「全米オープン」覇者で良き友人でもあるドミニク・ティーム(オーストリア)を7-6(1)、5-7、6-7(6) 、7-6(5) 、6-2というフルセット死闘の末に破り、自身初のグランドスラム準決勝進出を決めた。


「“ATP1000 ローマ”でナダルに勝ったことが自信となって、その勢いでシャポバロフに勝つことができた。簡単なことじゃなかったけど、集中とポジティブな精神を失わなかった。あの2つの勝利は僕のキャリアの中でも最大のものだよ」とシュワルツマン。


シュワルツマンはそのナダルとの試合で、これまでで最高のプレーをしたと感じている。驚くべき点は、シュワルツマンがナダルのもっとも得意とするクレーコートで、ナダルが過去に9回優勝している大会で勝利を収めたことだ。


試合後にシュワルツマンは語っている。「これまでに何度もビッグ3と対戦したけど、一度も勝ったことがなかった。最高の試合だったよ。2018年にナダルと“全仏オープン”で対戦した時とよく似ていたけど、今度は勝てて、本当に嬉しいよ」


「本当言うと勝てるとは思っていなかった、ここまでさほど良いプレーをしていなかったから。でも今日は最高のプレーができた。これまでに9回彼と戦って、そのうち4回か5回は接戦ですらなかったけど、せり合った時は良い感触があった。だから今日もそんな試合をしようと思って、第1セットはとてもうまくいった」


「チャンスと見れば逃さなかった。だから第2セットでは、このセットを落としたとしても第3セットでチャンスがあると思った。高い集中力を切らさなかったことがカギになったと思う」


そして無観客であったことを残念がった。「観客がいないのは悲しいよ。初めてラファエル・ナダルに勝つのに最高の大会だったとは言えないね。でも今は準決勝に集中してる、決勝に出たいからね。この勝利は本当に大きい。この大会の前まではあまりいいプレーをしていなかった。左手に痛みがあって。これまでの3週間の僕の試合を見ていたら、今日の勝利は信じられないだろうね」


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全仏オープン」でのシュワルツマン
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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