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オフコート

「もっとロジャーのような人を」ビル・ゲイツがフェデラーを賞賛

写真は2017年フェデラー(左)とビル・ゲイツ(右)

ロジャー・フェデラー(スイス)はそのエレガントなプレースタイルに加えて、完璧なテニスプレーヤーと呼ぶにふさわしい素質をいくつも兼ね備えている。コートに出るたび、彼は格式高さと精巧なショットで観客に魔法をかける。“マエストロ”が動く様は「詩が動きを得た」かのようであり、その姿に魅了されてしまうのだ。そんなフェデラーについて、先日マイクロソフトの創始者であるビル・ゲイツが、賞賛の気持ちと畏敬の念を自身のブログ「Gates Notes」に投稿した。スポーツメディアEssential Sportsが報じている。

今年2月にゲイツはフェデラーとダブルスを組んで、南アフリカのケープタウンで開催されたエキシビションマッチに出場し、ラファエル・ナダル(スペイン)と南アフリカ出身のコメディアンであるトレバー・ノアのペアと対戦した。そのイベントで得られた収益はフェデラーの基金に寄付され、アフリカの国々とスイスの恵まれない子供たちの教育をサポートするプロジェクトのために使われた。


以前から親交のある「ウィンブルドン」8度の覇者フェデラーについて、ゲイツは小説家デビッド・フォスター・ウォレスの言葉を引用して、世界で最も優れたアスリートの一人だと間接的に表現した。「人間の肉体的な常識を、少なくとも部分的に超越している」


ゲイツは自身のブログの中で、フェデラーが十代になるまで一度もテニスの公式戦に出ていなかったことを知った時、どれだけ驚いたかを述べている。フェデラーはスケートボード、水泳、卓球、サッカー、バドミントンなどの多種多様なスポーツを経験していたが、子供時代には一度もお金のかかるプロのレッスンを受けたことはなかったのだ。


その点についてゲイツは、今度はスポーツ・ジャーナリストであるデビッド・エプスタインの著書「RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる」を引用し、幅広い知識を得ることの利点を指摘。この著書の中でエプスタインは、一つのことに絞る前に幅広い経験をすることの大切さの例として、フェデラーの子供時代を引き合いに出している。


「この世界では、非常に専門的になることの利点ばかりが指摘され、要求すらされている。我々には…もっと多くの“ロジャー”が必要だ。彼のようにまず幅広く経験することからスタートし、成長と共に広い視野を築いていくことが」と、エプスタインの言葉を用いたゲイツ。


その言葉を通して、ゲイツは人生において幅広くユニークな経験を多く積むことが、視野を広げ、後のキャリアのためにも有益なのだと強調している。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2017年フェデラー(左)とビル・ゲイツ(右)
(Photo by TPN/Getty Images)

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