マイページ

オフコート

「アスリートも声をあげるべき」マレーが大坂を賞賛

写真は「全仏オープン」でのマレー

スポーツ界では様々な差別の撤廃や、恵まれない人たちへの支援を求めて声をあげるアスリートが増えてきている。そうした状況について、元世界ランキング1位でBBCのコラムニストでもあるアンディ・マレー(イギリス)が同メディアのコラムで述べた。

アメリカのベトナム戦争や人種差別問題に異議を唱えた元プロボクサーのモハメド・アリが子供の頃のヒーローで、「スポーツ以外の問題にしっかりと向き合い、自分が信じることを恐れることなく口にする姿が好きだった」というマレーは、アリのように近年のアスリートが問題提起をし、それに対する意見を述べることを歓迎。「そうした貢献は、時として、そのアスリートが成し遂げた競技上での功績以上に大きな意味を持つ」としている。


そのコラムの中で、マレーは変化をもたらしているアスリートの一人として、大坂なおみ(日本/日清食品)の名前を挙げている。アメリカで起きた警官による黒人男性への発砲事件を受けて、大坂は今年の「ウェスタン&サザン・オープン」準決勝をボイコットする意向を示していた。


マレーはその行動について「アスリートは、プレーしないという決断を下すことができる。なおみが当時起きたことをとても重要視していたことは明らかだ。彼女のようなアスリートが重要な役割を務め、声をあげる姿を見られることは素晴らしい」と称えた。


大坂の他には、今年7月に終わる予定だった貧困家庭のための無料の学校給食制度を続けるよう政府に訴え、見事継続させたイングランドのサッカー選手マーカス・ラッシュフォードの行動も賞賛している。


マレーはさらに、大坂やラッシュフォードのように行動を起こした選手に対して、SNSで「自分のスポーツに専念しろ」といった反響が起きることは「アンフェア」だとコメント。「誰でも自分の意見を持つ権利がある。みんなが自分の意見に参加するとは限らないけれど、誰かを傷つけたりするものでない限り、その人が声をあげることを止める権利はない」


そしてマレーは、自身も議論するのが得意であり、誰かの意見に賛成できなかった場合はそれを口に出して言い、理由を説明することを恐れないと述べている。


ちなみにマレーは、2021年シーズンの開幕戦となる「ATP250 デルレイビーチ」と2月8日開幕の「全豪オープン」でワイルドカード(主催者推薦枠)が与えられることが決まっている。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全仏オープン」でのマレー
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

オフコートの関連記事

PAGE TOP
menu