マイページ

オフコート

「2021年、ビッグ3の支配は弱まる」元世界1位が発言

写真は2010年「ATPファイナルズ」左からマレー、ジョコビッチ、フェデラーとナダル

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)の3人から成るビッグ3は、3人合わせて57度のグランドスラム優勝を誇り、世界ランキング1位の在位期間はおよそ880週にのぼる。ここ10年、男子テニス界は彼らにほぼ支配されてきたが、その優位は陰りつつあると、元スター選手が語った。伊ニュースサイトUBI Tennisが報じている。

2003年に世界ランキング1位となり2017年に現役を引退したフアン カルロス・フェレロ(スペイン)は、新シーズンでは2020年の「全米オープン」を制したドミニク・ティーム(オーストリア)をはじめとした他の選手たちがこれまで以上にビッグ3にとっての脅威となると考えている。


「今年、ジョコビッチとナダルは、テニス界最大のタイトルをかけて競い合うための野心と肉体をまだ保っているということを示した。彼らがこの先も何度かグランドスラムで優勝したとしても驚きはないが、2021年には他の優勝候補が出てくるような気がするんだ。他の選手がグランドスラムを制する可能性はどんどん高まっている。これまでみたいにジョコビッチとナダルだけじゃない。ティームは間違いなくそうした優勝候補の一人になるだろうね」とフェレロ。


2020年に開催された3つの4大大会では、ジョコビッチが「全豪オープン」、ナダルが「全仏オープン」を制した。しかし、テニス界では他の選手が着実に力を蓄えつつある兆しが見て取れる。ティームの「全米オープン」制覇以外にも、ダニール・メドベージェフ(ロシア)が「ATP1000 パリ」と「Nitto ATPファイナルズ」で立て続けに優勝してシーズンを終えた。また、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)はシーズン中に5大会で優勝したが、これは他のどの選手よりも多い。


「ビッグ3は今でも優勝候補だと思うけど、以前ほどではない。ティームやステファノス・チチパスアレクサンダー・ズベレフといった選手たちは、すでにビッグ3にも十分勝てる見込みがあると、みんなわかっているだろう」


ジョコビッチとナダルが2021年も引き続き支配的であると目されている一方、怪我に見舞われたフェデラーについては疑問が拭えない。フェデラーは右膝の怪我により、1月以降公式戦に出場していない。2月8日開幕の「全豪オープン」に間に合わせることを願いながら、ドバイでトレーニングを行っていたが、先日代理人が同大会欠場を発表した。


フェレロが新シーズンに向けて注目している別の選手は、2019年からフェレロ自身が指導に関わっている17歳のカルロス・アルカラス(スペイン)だ。スペインの新星であるアルカラスは、過去12ヶ月間で世界ランキングを300位以上も上げ、大きな躍進を遂げた。彼は今年、18歳を迎える前にチャレンジャー大会で3度優勝を果たした史上5人目の選手となった。この記録を達成した他の選手には、ジョコビッチやリシャール・ガスケ(フランス)が含まれる。


アルカラスは今年のATP年間最優秀新人賞を受賞し、彼の台頭が正式に評価を受ける形となった。彼は世界ランキング200位以内の選手の中で最年少であるが、50位以内に入れるとフェレロは請け合う。


「それが我々の願望であり目標でもある。実際、我々は最高の選手と渡り合ってその目標を達成するために、シーズン前のトレーニングに打ち込んでいる。カルロスが今のようにハングリー精神を持ち続けて、1年を通して通常通りに試合に出ることができれば、50位以内に上がれると思う」


男子テニスの2021年シーズンは、アメリカのデルレイビーチとトルコのアンタルヤで1月5日から行われる2つのATP250の大会によって幕を開ける。


(テニスデイリー編集部)


※写真は左からジョコビッチ、ナダル、フェデラー
(Getty Images)


オフコートの関連記事

PAGE TOP
menu