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カナダに恩返しを!ラオニッチらがテニス協会に約7千万円を寄付

写真は「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」でのラオニッチ

今年5月に大規模なプレーヤー救済策を発表したカナダテニス協会。彼らが展開する「#テニス大国の再建」キャンペーンに、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)ら選手たちも寄付を行い、合計85万カナダドル(約6,928万円)以上の資金が集まった。協会の公式サイトが報じている。

新型コロナウイルスの大流行によって「ATP1000 トロント」を含む58の国内大会が中止または延期されたことで、カナダテニス協会は1,700万カナダドル(約13億8550万円)に及ぶ損失を被った。その結果、職員の4割削減や、地域や大学での活動の縮小、指導予算の75%削減などを余儀なくされている。この危機的状況を受けて始まったのが「#テニス大国の再建」キャンペーンである。


共に2000年生まれのビアンカ・アンドレスク(カナダ)とフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)の後押しで始まったこのキャンペーンを、12月27日で30歳になるラオニッチが締めくくるのは、ふさわしい流れと言える。


ラオニッチは2011年に躍進を遂げ、ものの数週間のうちに世界ランキング156位から37位に急浮上し、「ATP250 サンノゼ」でツアー初タイトルを獲得。当時11歳だったアンドレスクとオジェ アリアシムにとって、ラオニッチの成功は、努力や献身は記録破りの成果につながるのだという確信を抱かせたはずだ。そして彼らは今、カナダの次世代の選手が同じように世界の舞台で成功を収めるために必要な支援を得られるようにと願っている。


ラオニッチは次のようにコメントしている。「寄付を通してこのキャンペーンの一員になれることを嬉しく思っている。カナダのテニスに向けられた計り知れないほどの支援に刺激を受けたよ。それに、何世代もかけて素晴らしい進展がもたらされてきたことも事実だ。僕も自分の役割を果たしたかったし、カナダ人選手たちがテニスで成功を掴もうとしている勢いをパンデミックで失速させたくなかった」


「僕はカナダ人であることに誇りを持っているし、世界中の大会で同胞から応援してもらえることに本当に感謝している。同じように重要なのは、テニスのあらゆるレベルでカナダ人選手たちが活躍しているのを見るのが大好きだということ。僕の寄付はほんの一部に過ぎない。他のみんなと同じように、カナダがこれから先も長年にわたって、テニス強豪国として誇り高く強くあるのを見ることが僕の願いだ」


「#テニス大国の再建」キャンペーンではこれまでに、アンドレスクとオジェ アリアシムから各5万カナダドル(約400万円)に加え、協会の理事会メンバーから20万カナダドル(約1,631万円)、殿堂入り選手らから5万カナダドル、提携企業などから8万カナダドル(約652万円)が提供されている。さらに、氏名を公表している支援者から7万カナダドル(約570万円)、匿名の支援者から15万カナダドル(約1,223万円)、そしてラオニッチを含む大口寄付者から15万カナダドルの寄付が集まった。


「1ヶ月前にキャンペーンを立ち上げた時、85万カナダドル(約6,928万円)を超える資金が集まるなんて思いもしなかった」と、協会の理事長兼CEOであるマイケル・ダウニー氏は語る。「本当に素晴らしい。このキャンペーンによって明らかになったのは、カナダのテニスが多くのファンによって支えられているということだ。彼らはテニスが速く、前に進むことを望んでいる。協会を代表して、テニス大国の再建という目標のために支援してくれた一人ひとりに心からの感謝を申し上げたい」


キャンペーンへの寄付は、協会のウェブサイト(http://www.tenniscanada.com/donate)からオンラインで現在も受付中。11月9日に始まったこの「#テニス大国の再建」キャンペーンは、12月末まで継続予定である。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」でのラオニッチ
(Photo by Peter Staples/ATP Tour via Getty Images)







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