
過去約20年間、女子テニス界で「圧倒的な強さ」を誇ってきたのはセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)一人と言っていいだろう。グランドスラムの女子シングルスで23回の優勝を遂げているセレナは、世界中のテニスをする子供たちの目標となってきた。やはりそんなセレナに子供の頃から憧れてきた大坂なおみ(日本/日清食品)は、セレナのような偉大な選手になれるだろうか。
先日、2020年(1月~11月)に世界中のTwitterで最も話題になった女子アスリートトップ10が報道された。それによると、大坂はセレナを抑えて1位に立っている。ウェブメディアEssentially Sportsが伝えた。
1位 大坂なおみ(日本、テニス)
2位 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ、テニス)
3位 ミーガン・ラビノー(アメリカ、サッカー)
4位 シモーネ・バイルズ(アメリカ、体操)
5位 キム・ヨナ(韓国、フィギュアスケート)
6位 アレックス・モーガン(アメリカ、サッカー)
7位 マリア・シャラポワ(ロシア、テニス)
8位 サーシャ・バンクス(アメリカ、プロレス)
9位 マヤ・ムーア(アメリカ、バスケットボール)
10位 アレクサ・ブリス(アメリカ、プロレス)
大坂はこの3年で世界的な有名人となり、2020年には世界の女子アスリート年収ランキングでもセレナを抜いてトップに立った。日本人としてもアジア人選手としても初めてシングルスで世界ランキング1位になった大坂は、人種差別への抗議活動でも世界中で大きな話題を呼んだ。
長く女子テニス界に君臨してきたセレナは2位。セレナはマーガレット・コート(オーストラリア)の持つグランドスラム24回優勝という最多記録に並ぼうと努力しているが、2017年秋に出産した後で4回グランドスラムの決勝に進出し、4回とも敗れている。
またセレナの長年のライバルであったシャラポワは7位。シャラポワは今年2月に現役を引退したが、今でも盛んにTwitterを賑わしている。シャラポワは生涯グランドスラムを達成した唯一のロシア人選手で、「ロシアの妖精」と呼ばれたそのモデル並みのルックスでファッション雑誌に登場することもある。
そしてセレナもシャラポワも様々なビジネスに携わり、また多くのスポンサー契約を持っていることも、このトップ10に名を連ねた理由だろう。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全米オープン」での大坂なおみ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)