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オフコート

フェデラー「その知らせは僕を打ちのめし、僕の世界を揺るがした」

2020年2月ケープタウンで記者会見を行うフェデラー

テニスの元世界王者であるロジャー・フェデラー(スイス)が2020年に出場した公式戦は、「全豪オープン」ただ一大会だ。2月初旬に南アフリカのケープタウンで開催されたラファエル・ナダル(スペイン)とのエキシビションマッチの後、フェデラーはドバイの大会に向かう予定を変更して膝の手術を受け、6月の「ATP500 ハレ」と「ウィンブルドン」の芝コートで復帰する予定だった。

だが新型コロナウィルスの大流行により多くの大会は中止。手術後に膝の痛みが残っていたので、フェデラーは再手術を受け、2020年シーズンの残り期間は大会に出場せず、2021年に向けて準備することとなった。


最近行われたインタビューで、フェデラーは十代の頃に直面した困難について振り返っている。フェデラーはこのインタビューの中で、今は亡き元コーチ、ピーター・カーター氏に賛辞を贈った。Tennis World USAが報じた。


フェデラーは、14歳から16歳までの時期が自分の人生に最も影響を与えた期間だと振り返る。この時期に、彼は自分自身について責任を持つことを学ばねばならなかった。


「かなり困難な旅路だった。14歳から16歳までの2年間が、僕の人生に一番強く影響した年だったと思う。実家から離れて、いろいろなことを辛抱しながら、物事を自分で解決しなければならなかった。ほとんど自分ひとりでという場面もあった」とフェデラーは語る。


フェデラーの元コーチである故カーター氏は、フェデラーの人生に最も影響を与えた人物と言って差し支えないだろう。フェデラーは、自身が16歳の時にカーター氏が指導者となった経緯や、それ以後カーター氏がフェデラーのプレースタイルに大きな影響を与えたことについて振り返った。


「16歳の時、ピーター・カーターがナショナルテニスセンターの一員となり、僕の指導者になった。今の僕のプレーがあるのは、おそらくピーターのおかげだ」


不幸にもカーター氏は、2002年に交通事故で悲劇的な死を遂げた。当然ながらこの知らせはフェデラーに衝撃を与え、彼がテニスに全てを捧げるための「警鐘」として作用した。


「言うまでもなく、その知らせは僕を打ちのめし、僕の世界を揺るがした」とフェデラーは明かした。


「ある意味、それは本当の警鐘だった。僕はこの時にギアを変えたように思う。テニスに真剣になろうと思った。とても真剣になろうってね」


2021年の「全豪オープン」で復帰したいと語っているが、39歳のフェデラーが今また降りかかった障害を乗り越えて復帰するのかについては懐疑的な見方もある。


だがフェデラーは、それについてあまりにも頻繫に尋ねられるので「腹が立った」と冗談を言った。「自分の中に、もう少しだけ余力があると感じてる」とフェデラーは答えている。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2020年2月ケープタウンで記者会見を行うフェデラー
(Photo by Reg Caldecott/Gallo Images/Getty Images)

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