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オフコート

ナダル「全米オープン欠場は正しい決断だった」

写真は「全仏オープン」でのナダル

テニスの元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)は、過去16年のうち14回、1年に少なくとも1度グランドスラムで優勝を遂げている。これはもちろん、簡単に成し遂げられることではない。2020年も、ナダルがグランドスラム優勝を果たす最後のチャンスとなった「全仏オープン」で優勝。これを受けて、「全米オープン」の欠場は「正しい判断だった」と振り返った。Tennis World USAが報じた。

2020年最初のグランドスラムである「全豪オープン」では、ナダルは準々決勝で敗退。「ウィンブルドン」は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、1945年以来の中止となった。ナダルは2月にアカプルコで今年最初のタイトルを獲得。その後カリフォルニアのインディアンウェルズに赴いたが、パンデミックにより大会は開催されず、ツアー自体も中断された。


故郷である美しいマヨルカ島へ帰ったナダルは、その後半年間テニスのことはあまり考えずに家族と共に過ごした。5月になりようやくナダルはテニスコートでの練習を再開。自身のアカデミーでトレーニングしながら、北米での「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」と「全米オープン」を欠場するという重大な決断を下した。


パンデミックによる中断のための特別ルールで、昨年の「全米オープン」優勝で得た2000ポイントが失われることはなく、ナダルは6ヶ月半ぶりの公式戦、「ATP1000 ローマ」に臨んだ。ここではナダルは前年のタイトルを防衛することができず、準々決勝でディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に敗れ、更なるトレーニングのためにアカデミーに帰った。


「全仏オープン」は、季節も違い、ボールも新しくなり、例年とは全く違う大会となっていた。しかもナダルはテニスの中断以後、実戦は3試合しかプレーしていなかった。


だが寒く雨交じりの気候、新しく採用された重いボール、センターコートに設置された開閉式の屋根という状況の変化にもかかわらず、ナダルは1セットも落とすことなく「全仏オープン」で13回目、グランドスラムではロジャー・フェデラー(スイス)の男子シングルス最多記録に並ぶ20回目の優勝を遂げた。


優勝後、ナダルは彼のチームを讃え、難しい決断をしなければならなかったが、結果に満足していると語った。


「ロックダウン後、僕は個人的にも辛い時間を過ごした。短時間のトレーニングしかできない日が多かったから、体調も良くなかった。でもそういった問題がある時も、しっかりと支えてくれる人々がいた」


「彼らは必要な時には僕を追い込み、自由に楽しむべき時にはそうさせてくれた。ニューヨークに行かないことは、難しい決断だった。でも結果が良ければ、決断は正しかったということだ。”全仏オープン”で優勝することができたから、あの決断はそれで良かったのだと思う。優勝していなければそうは言えなかったかもしれないけれど」


「それがスポーツの世界の現実だ、結果が大事だということ。僕のチームは皆で状況を分析し、決断を下した。結果よりも、僕はその過程が素晴らしかったと思っている」


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全仏オープン」でのナダル
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)

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