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オフコート

マレーがテニス界における同性愛者批判の問題に言及

写真は「バトル・オブ・ブリッツ・チーム・テニス」でのマレー

テニスの元世界王者アンディ・マレー(イギリス)が、「全豪オープン」会場内にあるマーガレット・コート(オーストラリア)の名前を冠したテニスコートの名称を変更するべきだと発言した。伊ニュースサイトUBI Tennisが報じている。

3度のグランドスラムチャンピオンであるマレーは、テニス史上最多のグランドスラムシングルス優勝回数記録を持つ78歳のマーガレット・コートの言動は、テニス界の価値観と相反していると言う。彼女はオーストラリアで最も功績のあるテニスプレーヤーである一方で、自身は同性愛嫌悪者ではないとしながらも、同性愛者を貶める発言を繰り返してきた。



彼女がかつて言っていたのは、女子テニスツアーは「レズビアンがいっぱい」。現役時には、ライバルだったマルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)が同性愛者であることを「悪いお手本」と公言していた。カンタス・エアラインが同性婚を支持したとして搭乗をボイコット。元プロテニス選手のケーシー・デラクア(オーストラリア)が女性同士の結婚で子供を持ったことを、公の場で批判したこともあった。



これまでにも多くのテニス関係者らがこのコートの名称変更を訴えてきた。中でもナブラチロワとジョン・マッケンロー(アメリカ)の2人は、今年1月に名称変更を求めて「全豪オープン」で抗議活動を行った。マレーは、彼女を取り巻く論争はテニスそのものから焦点が外れており、テニス界の利益になっていないと主張する。


今年の「全豪オープン」で、彼女の年間グランドスラム達成50周年を記念して、地味ではあったが彼女を讃えるイベントが行われた。マレーは、「彼女は何年にも渡って、明らかに多くの人々を非難し怒らせてきた。テニス選手たちがそれに対して声を上げ抗議しているのは、前進だと思う」と話した。


「会場の名前を変えることに関しては、テニス界が考えるべきことだと思っているよ。誰が最終決定をするのかは知らないけど、彼女の価値観はテニス界の価値観と違う。“全豪オープン”に参戦する時は、テニスに集中したい。彼女の意見はその邪魔になる」


「全豪オープン」の主催者であるオーストラリアテニス協会は、コートの見解には距離を置いてきた。発表された声明では、今年のセレモニーは彼女の偉大な勝利の50周年を祝うのであり、彼女の意見に同意するものではないとされていた。


「今年“全豪オープン”は彼女のために50周年セレモニーを行ったけれど、一般の人からの反応はあまり盛大なものではなかった」とマレー。


同性愛者の権利についての話題は、男子テニス界ではめったに取り上げられることはない。女子選手たちと違って、自分が同性愛者だと明かす選手は稀で、最近になって数人だけである。最も知られているのが、元世界トップ100位のブライアン・バハリ(アメリカ)だが、公にしたのは引退後のことだ。


「もちろん男子選手にも同性愛であることを明かした選手はいたけど、現役の時には公にしていない。不名誉なイメージがまだあるんだと思う。そうあるべきではないと思うけどね」


「差別的な発言をしている選手の記事は読んだことがある。だけど実際にロッカールームでそんな話を聞いたことはないよ。でももし公表する選手が増えたら、そんなことが起こるかも知れない」とマレーは語った。


マレーは「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)でテニスコートに戻ってくる。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「バトル・オブ・ブリッツ・チーム・テニス」でのマレー
(Photo by Julian Finney/Getty Images for Battle Of The Brits)

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