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オフコート

初めての黒人プロテニス選手が100歳で死去

写真はテニスのイメージ

セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)、アーサー・アッシュ(アメリカ)、アリシア・ギブソン(アメリカ)…テニス界では何人もの黒人選手が成功を収めてきた。その先駆けとなったのが、黒人で初めてプロテニス選手になったボブ・ライランド(アメリカ)だった。8月3日に100歳で亡くなったライランドについて、米テニスメディアBaselineが報じている。

8歳でテニスを始めたライランドは、ジュニアの大会で何度も優勝し、奨学金を得てオハイオ州シンシナティのザビエル大学に入学。その1年後、第二次世界大戦中に、ライランドはアメリカ軍に入隊した。


終戦後、ライランドはまた奨学金を受け取ると、ミシガン州デトロイトのウェイン州立大学に入学。だが当時のアメリカには黒人差別が蔓延しており、ライランドはチームメイトと同じ宿に泊まれずチームのバスで眠ったり、同じレストランに入れなかったりということがしょっちゅうだった。


それでもライランドは大好きなテニスを続け、黒人で初めてNCAA(全米大学体育協会)選手権でプレーした選手となり、その後「ワールドプロ選手権」で、黒人で初めて白人のプロテニス選手相手にプレーした選手となった。


アメリカテニス協会(アフリカ系アメリカ人のテニス協会)で最も優れた選手の一人となったライランドは、将来の黒人テニス選手たちの目標となった。1943年に生まれた黒人テニススター、アーサー・アッシュはインタビューで、「僕の夢はボブ・ライランドに勝てるぐらい強い選手になることでした」と語っている。


その後ライランドはコーチになり、アッシュ、セレナ、ビーナスらの他にも女優のバーブラ・ストライサンドや歌手のトニー・ベネットといった有名人も指導した。


2020年7月、ライランドはニューヨーク市のテニスコート使用許可所持者13,775人中の最年長者となった。どんな時もライランドはコートに出た。土曜日にはボランティアでハーレムの子供たちを指導した。週日にはセントラルパークでテニスをする人々を見たり、テニスチャンネルを視聴したりした。


ライランドは100歳で生涯を終えたが、その精神は次代の人々に受け継がれていく。


(テニスデイリー編集部)


※写真はテニスのイメージ
(Photo by Nicolò Campo/LightRocket via Getty Images)

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