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オフコート

バックハンド方向へ走りながらノールックで右を抜くナダルのミラクルショット

写真2020年「ATP500アカプルコ」でのナダル

テニスの元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)が時に驚くほど素晴らしいショットを決めてみせるのは、テニスファンなら誰もが知っていることだ。過去16年間にナダルは数々の勝利を挙げ、グランドスラムでの優勝回数もロジャー・フェデラー(スイス)の持つ男子シングルスでの最多記録である20回にあと1回と迫っている。そんなナダルの過去のミラクルショットの一つをウェブメディアEssentially Sportsが紹介している。

ナダルのスーパーショットと言えばフォアハンドが多いイメージだが、これはバックハンドのものだ。それは2005年「ATP1000 ローマ」準々決勝、ラデク・ステパネク(チェコ)戦でのことだった。第1セットを5-7で落としたナダルは、第2セットでは早々にブレークに成功してリードを握る。


ステパネクのサーブから始まったこのラリーでは、ずっとステパネクが主導権を握り、ナダルは防戦一方だった。ナダルがステパネクのドロップショットを辛くも返すと、ステパネクはナダルの右へとても追いつけないような角度のついたショットを返す。だがナダルは信じられないことに、走りながら後ろ向きのままノールックでラケットボールを当てて、ステパネクから最も遠い右後ろのライン上にパッシングショットを決めたのだ。


観衆は思わず立ち上がって拍手喝采。それから後は勢いに乗ったナダルがこの試合に勝利、その勢いのまま大会も優勝。数週間後には初出場の「全仏オープン」でグランドスラム初優勝を遂げた。


現在ナダルは自身のアカデミーでカルロス・モヤコーチとトレーニングしている。長かったテニスの中断の後で、体力や試合勘を取り戻すことに努めているだろう。ナダルは9月の「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/9月13日~20日/クレーコート)への出場を明らかにしている。「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)終了直後に開催されるこの大会に出場するということは、「全米オープン」への不出場を意味するというのが大方の見方だ。


(テニスデイリー編集部)


※写真2020年「ATP500アカプルコ」でのナダル
(Photo by Quality Sport Images/Getty Images)

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