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オフコート

ジョコビッチに選手たちからも批判続々。「冗談では済まない」

「アドリア・ツアー」でのジョコビッチ

必要な感染症対策を行わずに大会を主催し、自身も検査で陽性となった男子テニス世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。彼に対する批判の声が、選手たちからも続々と上がっている。

ジョコビッチは、13日と14日にセルビア・ベオグラードで、20日と21日にクロアチア・ザダルで自身が主催する「アドリア・ツアー」を開催。出場者から現時点でグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)、ビクトル・トロイツキ(セルビア)、そしてジョコビッチの4人が検査で陽性となった。


テニスのエキシビションマッチは現在も世界各国で行われている。しかし基本的には無観客で、コート上でもコート外でも不必要な接触を避け、随時消毒するなど対策を講じた上で行われている。


ただ「アドリア・ツアー」では、選手間で距離を取らずに肩を組んだり、マスクもなしにハグや握手をしていた。それどころか、ベオグラードでの大会後には、ナイトクラブで半裸になって騒ぐなどもしていた。またベオグラード、ザダルともに観客をある程度入れていたが、マスクをしている者は少数で、充分な距離を取っているとは言えなかった。


感染症対策を怠ったことについて、同大会に出場していない他の選手からは批判の声が上がっている。


ニック・キリオス(オーストラリア)はチョリッチの陽性が判明した際、「エキシビションマッチの開催は間抜けな決断。早く回復してほしい。でもプロトコルを無視した結果起こったことだ。冗談では済まない」とTwitterに投稿。


ジョコビッチの陽性が判明した後には、ナイトクラブで騒いでいる動画を引用して「無責任」「愚かだ」と批判した。


ダニエル・エバンズ(イギリス)もイギリスのスポーツ専門チャンネルであるsky sportsによると、ディミトロフとチョリッチが陽性となった時点で「何らかの責任を感じるべきだ」とコメントしており、今回の件で「全米オープン」に影響が出ないよう願っているとした。


西岡良仁(日本/ミキハウス)も「この状況で本当にアメリカシーズン始まるの?アメリカに行く側としてはかなり不安。世界各国から選手が集まって同じホテルに泊まって外出禁止ってなったらクラスター起きるの必須なんじゃない?」と、今後のツアー再開を疑問視している。


この他にも、ノア・ルビン(アメリカ)、テニス・サングレン(アメリカ)など多くの選手がSNS上で批判の声を上げている。


テニスは、ボールを介しての感染の可能性はゼロとは言えないが、身体的な接触は少ないスポーツ。ただツアーとなると、世界中の選手たちが各国を転々と移動するため、感染拡大のリスクがある。ATPツアーも3月から中断していたものの、8月14日には対策を講じた上で再開が予定されているが、今回の件がテニス界全体にどのような影響を及ぼすか懸念される。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「アドリア・ツアー」でのジョコビッチ
(Photo by Nikola Krstic/MB Media/Getty Images)

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