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オフコート

プロテニスコーチが語る、左選手との対戦に備える3つの練習法

写真は「全米オープン」でのナダル

左利きの相手を苦手とする右利きのテニスプレーヤーは多い。その理由は主に、右利きの選手の方が多いので、左利きとの対戦機会は少ないからだ。現在男子の世界ランキングトップ40には左利きの選手はわずか3人だが、そのうちの1ラファエル・ナダル(スペイン)はその利点を大いに活用していると言えるだろう。

そんな左利きの選手たちを攻略するためには、右利きの選手たちが練習の際に取り入れるべき3つの大きなポイントがあると、全米テニス協会のコーチで、「全豪オープン」チャンピオンのソフィア・ケニン(アメリカ)らを指導したリチャード・アシュビー氏が語った。テニス関連ウェブメディアBaselineが伝えている。


まず、バックハンドダウンザラインが理想的なプレーパターンに持ち込むためのカギとなるということ。そのプレーパターンとは、フォアハンドのクロスコートで相手のバックハンドに打ち込むことだ。何本かのフォアハンドで相手コートにオープンスペースを作ることができたら、そこでバックハンドを打ち込むのだが、フラットに強く打ち込む必要はない。


トップスピンをたっぷりかけた高く弾む球か、もっと無難なスライスでもいい。とにかくダウンザラインに打てば、相手のペースを乱し、走りながらフォアを打たせることができる。テニスプレーヤーは通常ダウンザラインよりもクロスを多く練習するが、左利きとの対戦前は、そのパターンを少し変えた方が良いかもしれない。


次に、左打ちのサーブの角度に対する攻略法だが、リターンでセンターを狙うことだ。クロスのリターンを打った場合、相手に更に角度をつけるチャンスを与えることになり、返球は難しくなる一方だ。センターに深くリターンを返すことにより、相手の選択肢は限られ、ラリーの主導権を握って理想的なプレーパターンに持ち込みやすくなる。


3つ目は左打ちのサーブのスピンに対する作戦だが、返球の狙いに幅を持たせること。クロス狙いでもダウンザラインでも、サーブにかかったスピンのせいでリターンは思わぬ方向へ飛んで行きがちだ。ネットが最も低くなっている真ん中のところを狙うのが正解。つまり左打ちのサーブに対しては、アングルに関してもスピンに関しても、中央狙いをするべきということだ。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全米オープン」でのナダル
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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