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オフコート

大会中止でトップ選手は寄付活動、下位選手は生活に困窮

写真は2017年トルコでの大会でのシャパタワ

テニスのトップ選手たちは、新型コロナウイルスの影響を受けた人々を救済するための寄付活動を行ったり、ウェブ上に料理やワークアウトのビデオを投稿したりと忙しい。一方、下位ランクの選手たちは、大会中止で収入がなくなり、これ以上続いたら生活に困窮しそうな選手たちもいる。豪スポーツサイトnine.com .auが伝えた。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は先週、母国セルビアが医療機器を購入する費用として100万ユーロ(約11800万円)を寄付すると発表した。ラファエル・ナダル(スペイン)はスペインのアスリートたちに、このパンデミックと戦うために皆で1100万ユーロ(約129500万円)の寄付を集めようと呼びかけた。


男子テニス選手ビッグ3のもう1人であるロジャー・フェデラー(スイス)は、100万スイスフラン(約11100万円)を母国スイスで困窮している家族へと寄付をした。


それとは対照的に、シングルス世界ランキング375位の女子選手ソフィア・シャパタワ(ジョージア)は、ITF(国際テニス連盟)に対してランキング下位の選手への援助を求める嘆願書への署名を集める活動を始めた。


31歳の彼女は、嘆願書の中で「3ヶ月間試合がなかったら、毎日の生活を維持した上で、その後すぐに実戦に戻れる人は多くない」と述べており、すでに1,350名の署名を集めている。


ATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子プロテニス協会)は、多くの国が新型コロナウイルスの感染拡大を止めるために入出国制限を始めたことを受けて、全てのトーナメントを713日まで中止している。


いつもなら世界中の大会を飛び回っているプロ選手たちは、最近ではSNSに様々な動画を投稿。トイレットペーパーでリフティングするチャレンジや、家で行うワークアウトのルーティン、料理やダンスの腕前を披露したりしている。


テニスは、トップ選手たちにとっては高収入が得られるスポーツで、2020年「全豪オープン」シングルスの優勝賞金は男女それぞれ412万ドル(約45000万円)だったが、下位選手たちの収入は少なく、生活は苦しい。


2018年に、国際調査委員会がプロテニスに関わる不正や八百長について調査した報告によると、下位選手たちは、生活の苦しさから不正を犯しやすいとされている。その報告によれば、テニスの賞金で生活していける収入を得ているのは、わずか250350人の選手だけだった。


過去数年にわたり、テニスを統括する諸団体は、もっと多くの選手たちに収入が行き渡るように試みているが、賞金だけが収入源の選手たちを十分に助けるには至っていない。WTAATPはロイターに対し、舞台裏で様々な選手支援を行っていると返答した。ITFからの回答は得られなかった。


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(テニスデイリー編集部)


※写真は2017年トルコでの大会でのシャパタワ
(Photo by Cem Oksuz/Anadolu Agency/Getty Images)

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