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オフコート

ツアー中断が選手にもたらす経済的な悩み。「失業中なのか選手なのか分からない」

2019年「全米オープン」でのシャルディ

新型コロナウイルスの影響のため、4月20日の週まで(4月26日まで)中断することが決まった男子テニスツアー。この中断は多くの選手に経済的な悩みを生んでいる。

米テニスメディアのTENNIS.comは、世界59位のジェレミー・シャルディ(フランス)が自身の経済事情の危惧について語ったことを報じている。


「経済全体が苦しんでおり、僕ら選手も経済的に苦しい」「選手はプレーができないと稼げない」


トップレベルの選手ともなれば、多くのスポンサーとそれぞれ多額の契約を結んでおり、その額は大会に出場して得る賞金よりもずっと多い。だがそんな選手はほんの一握り。そうでない選手にとって、賞金は経済的により大事だ。


33歳のシャルディは、妻との間に第一子が誕生したばかり。今シーズンは1月に行われた3大会に出場し、ATP(男子プロテニス協会)公式サイトの彼のプロフィールページによると、94,367ドル(約1,019万円)の賞金を得ている。約1ヶ月で1,000万円超となれば多く感じられるかもしれないが、テニス選手は世界中を飛び回り、コーチ費用や、チーム全体の滞在費用など多くの経費がかかる。


「自分が失業中なのか、育児休暇中なのか、テニス選手なのかもはや分からないよ」「多くの選手たちがこの問題について話したがっている。今起きていることは僕らの過失ではない」とシャルディは切実な思いを語っている。


現時点では4月20日の週までの中断となっているが、事態が収束に向かわなければ中断は延長される可能性がある。選手たちの経済的事情を考えても、一日でも早く収束することが願われる。


(テニスデイリー編集部)


※為替レートは2020年3月14日時点
※写真は2019年「全米オープン」でのシャルディ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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