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環境問題についてフェデラーの反論「どんなことでもできるわけじゃない。でも人を攻撃するのは、違う」

写真は「The Match in Africa」でのフェデラー

テニス界のスーパースター、ロジャー・フェデラー(スイス)は、クレディ・スイス銀行とのパートナー契約に対する批判に答えた。この批判は、環境問題活動家のグレタ・トゥーンベリさんが拡散したことで世界中に広がり、日に日に高まりを見せている。ウェブサイトfr24newsが伝えている。

1月に、12人ほどの環境活動家がスイスのローザンヌにあるクレディ・スイス銀行のオフィスに押しかけ、化石燃料へ投資を行う同行へのデモの一貫として建物の中でテニスをし始めた。


活動家らはフェデラーをほのめかすためにテニスをし、フェデラーにこの機関との関係解消を促した。彼らは「クレディ・スイス銀行は地球を破壊している。ロジャー、あなたは彼らをサポートするのですか?」と書かれた横断幕を掲げていた。


環境活動団体350.orgによる上記の様子のツイートは、トゥーンベリさんによりリツイートされた。そのツイートでは、クレディ・スイスが化石燃料鉱床を探索する複数の会社に570億ドル(約6兆2677億円)を融資したと主張しており、「#Rogerwakeupnow(ロジャーもう目を覚まして)」というハッシュタグと共に投稿された。このハッシュタグがTwitter上で溢れかえるのにさほど時間はかからなかった。


フェデラーは「全豪オープン」前に活動家らに向け回答し、地球温暖化に対する“革新的な解決法”を受け入れ、クレディ・スイス銀行と“重要な課題”について話し合う用意があると表明した。「森林火災の最中に家族と一緒にオーストラリアに来ることになったことも加わり、地球温暖化による影響や脅威をとても重要視している」と、ロイター通信への声明で語った。


しかし、南アフリカで開催された、観客動員数で新記録を作ったラファエル・ナダル(スペイン)とのエキシビションマッチの前に、フェデラーはもう一度この件に言及。スイスのTages Anzeiger紙による取材時に、フェデラーは自身の人気が利用されていることを示唆し、批判の声を無視することにしたと語った。


「僕自身が、何らかの目的のために利用されることもあるんだ。僕が誰かを助けると、なぜ他の人の時にはしなかったんだと責められる。僕は自分がやることに対して注意深く考えなければならない状況になっている」とフェデラー。


「同時に、批判を無視する必要も出てきた。僕はどこへでも行って、どんなことでもできるというわけではないんだ。父親であり、テニスプレイヤーでもあるのだから。僕が意見を言えること、マイクを持って特定の課題について話すことができることは分かってる。でも、常にそれができるわけではないんだ」


またフェデラーは、“人を攻撃する”ことは地球温暖化に対する正しいアプローチではないと考えている。「自分の考えをきちんと理解してもらうには、正しいタイミングで、正しい内容を選ぶことが重要だと思う。人を攻撃するのではなく」とフェデラーは言った。「僕が自分の人気を使って変化をもたらすことができるのは知っているよ。他の人たちのために、地球のために、動物たちのために。それが、近年言われている“集合意識”ということだと思う」


※為替レートは2020年2月12日現在


(テニスデイリー編集部)


※写真は「The Match in Africa」でのフェデラー
(Photo by Ashley Vlotman/Gallo Images/Getty Images)

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