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八百長試合は減少?テニスに対する警告43%減

写真は2019年「全豪オープン」でのシルエット

2019年に報告された疑わしい賭博件数は183件で、前年より31%減少。この減少の大部分はテニス関連で、テニス賭博に関わる警告は43%減少している。The International Betting Integrity Association(国際賭博健全性協会、IBIA)によると、2019年の全警告の中で、テニス(101件)とサッカー(49件)が82%を占めており、警告の大部分は欧州での試合(48%)とアジアでの試合(28%)のものだった。英ウェブメディアSport Businessが伝えている。

テニス関連の疑わしい賭博件数の減少は、テニス界で八百長や不正に対する取り組みが継続していることによるものだ。昨年10月、不正防止機関テニス・インテグリティ・ユニット(TIU)に新たな権限が付与され、ジョニー・グレイ氏が初代最高執行責任者に任命された。今月就任し、この部局の拡大発展を監督していくことになる。


12月には、この部局の監査委員会とITF(国際テニス連盟)が、ITFの大会を対象とする包括的な健全性基盤を作るための新たな大規模投資事業を行うことで合意した。


こうした動きは、2018年12月に発行されたテニスの健全性に関する独立評価報告書の中で、テニスにおける八百長試合や不正と戦うため、TIU及び独立の監査委員会に、より大きな権限を付与することが推奨されたことを受けたものだ。


IBIAの最高執行責任者カリッド・アリ氏は次のように述べている。「警告数の減少は大変喜ばしいこと。この減少は主にITFにおける健全性のレベルが向上したことによるものですが、ITFの大会には近年特に厳しい目が向けられていますので、特に喜ぶべき傾向です」


「しかし、スポーツを不正に操作して賭博企業をだまそうとする犯罪者たちからの脅威は依然存在します。このような違法で組織的かつ的を絞った行動のために、スポーツの評判や経済的健全性、そして信頼できる賭博会社に影響が及んでいます。こうした脅威を軽減し、不正を摘発して懲罰を与えるために、我々はこれからもスポーツ界や加盟団体と緊密に連携していきます。そのために、世界最大の賭博企業運営・顧客情報主導の健全性システムを活用しています」


「2019年に我々の組織を刷新し、位置付けを見直したことで、賭博不正による収益減から商品を保護するための集合的な取り組みに参加することの価値とビジネス上の必要性が、賭博企業の間でますます認識されており、我々の活動の拡大につながっています」


2019年には5社の新しい賭博企業がIBIAに参加し、合わせて12種類のスポーツにおける警告が報告された。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年「全豪オープン」でのシルエット
(Photo by Andy Cheung/Getty Images)

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