オフコート

クビトバ、ナイフ強盗の悲劇を乗り越え心中語る「テニスができて幸せ」

2019年度「BNPパリバ・オープン」でのクビトバ

ペトラ・クビトバ(チェコ)が、自宅に侵入してきた男にナイフで襲われ重傷を負った事件から、約3年が経とうとしている。復帰後のクビトバは、これまでに「全豪オープン」の決勝戦まで進み、世界ランキングも自己最高位の2位を記録、更には8つのタイトルを獲得と、素晴らしい成績を残している。

しかし、彼女にとって、最も意味のある瞬間は2017年の「全仏オープン」での復帰第1戦だった。


「私が襲われたのは不運なことだったわ。でも、その悲劇よりも、そこからどのようにして復帰したのかってことを見てもらいたいの」


クビトバがそう語ったのは、ATP選手ノア・ルビン(アメリカ)による、インスタグラム・プロジェクト「Behind The Racquet—ラケットのうしろに」だ。


このプロジェクトは、ラケットを顔の前にもった写真とともに、選手達やテニス関係者がパーソナルな想いを投稿している。


「泣いてしまうだろうなと思っていたのだけど、純粋にうれしいという気持ちが1番大きかったわ」と、ジュリア・ボーズラップ(アメリカ)をストレートで破った復帰第1戦を思い出し、そう語ったクビトバ。


「実は試合中、怖いフラッシュバックが時々頭をよぎっていたの。けれど、それ以上に、頭にあったのは、自分が誇りにしているテニスへの想いだった」


「勝ち負けに関わらず、テニスを続けていられるだけでも、幸せなことだと自分に言い聞かせているわ。2年前にはそれすら危ぶまれたのだから」と付け加えた。


クビトバを襲った犯人は、2019年3月に懲役8年の判決を受けている。これに対して、「判決には満足しているし、決着がついてうれしい」と語っているクビトバ。2019年は利き腕である左腕の故障により「全仏オープン」を棄権し、「ウィンブルドン」から復帰しているものの、その後も怪我に悩まされている。


「"ウィンブルドン"の後は、10日ほど休暇をとってから練習を始めたのだけれど、腕がテニスボール大に腫れあがってしまったの」「欠場するべきだったのかもしれないけれど、もしそうしていたらすごく悲しかったと思う」と8月にWTAのインタビューで語った。


今月26日から始まる「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)では、第6シードのクビトバ。まだ、左腕も本調子とはいかないようだが、持ち前のアグレッシブなプレーを発揮した活躍を期待したい。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年度「BNPパリバ・オープン」でのクビトバ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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