オフコート

ATPの選手インタビューシリーズ。ニコラス・ジャリ―とはどんな選手?

マイアミ・オープン2018でのニコラス・ジャリー

チリ出身であるニコラス・ジャリーにとって、スイス南西部はホームタウンでプレイしているように感じさせる地域である。乾燥していて標高が高い同地で行われる、ATP250 ジュネーブ(Banque Eric Sturdza Geneva Open)のクレー・コートは、自身が育ったチリはサンティアゴの赤土を思い起こさせるようだ。


特に晴天の日は、まさに地元を思い起こさせるのか、198cmと長身のジャリーのプレイは冴えわたり、フォアハンドストロークも普段より早く、サービスも5~6cmはさらに高く跳ね上がる調子の良さを見せる。

アメリカ人選手デニス・クドラと対戦した2回戦では、82%と高いサービスポイントのキープ率で、ブレークポイントも握られることなく6-3,6-3と快勝。


「サービスが一番よかった。暑い日だったので、球が大きく弾んでくれたことと、コート自体が小さかったこともあって、かなり効果的だったみたいだ。また、弱めのリターンが返ってきたときは、すかさずフォアハンドで打ち返して、積極的に攻めてポイントを先取することができたと思う」とジャリーはATPツアー・オフィシャルサイトに語った。


その後も好調をキープしたジャリーは、続くダニエル太郎戦、ラドゥ・アルボット戦も勝利し、決勝まで駒を進めた。決勝では4月にATP500 バルセロナ(Barcelona Open Banc Sabadell)で、ラッキールーザーから勝ち上がり対戦し、大金星を挙げた相手アレキサンダー・ズベレフとの再戦。雨で何度か中断されつつ行われた試合では、3-6 6-3 6-7(8)と後もう一つのところで競り負け優勝は逃したものの、多くのテニスファンの印象に残ったことだろう。


そんなニコラス・ジャリー、同サイトのインタビュー・シリーズ「The Last Time」では、ガールフレンドに怒られずラッキーである理由や、なぜ自分でガット張りをしないか、どのバルセロナ・サッカー選手と一緒にセルフィーを撮ったかなど、自身のプライベートについても話してくれた。


飛行機に乗り遅れたことはありますか?
ー今年に一回。マドリード経由でミュンヘンからサンティアゴに向かう予定だったのですが、ミュンヘンで前の晩ずっと雪が降ったため、フライトが2時間ほど遅れたんです。マドリードに到着した時には、すでにサンティアゴ行きの便が出発する30分前。急いで走ったのですが間に合いませんでした。なにせマドリードの空港は巨大なんです。汗だくでゲートに到着した時にはもうすでに扉が閉められてしまっていて、まだ乗降口も繋がれた状態の飛行機が、目の前に見えているのに乗せてくれなかったんです。最悪でしたよ。他にも6~7人同じ状況の人たちがいたのですが、僕は結局フライトを変更して、コルドバ行きの便を買い直しました。


何か大切なものを失くしたことがありますか?
ー実は今週、ガールフレンドの携帯電話と財布を、ホテルの受付に置き忘れてしまい紛失してしまったんです。幸運なことに、彼女は携帯電話に固執するタイプではないので、険悪にならずに済んでいます。電話は僕のを使ってもらって、お金に関しては僕が全部払えばいいのですが、問題は帰国後に彼女がいろいろと対応しなくてはならないということです…。


有名になってよかったことは?
ー飛行機でパイロットの操縦室を見ることができたり、追加の食事をもらえたことです。オーストラリアからの帰国時の出来事なのですが、チリ系の航空会社の便だったからかフライトアテンダントが、僕の事に気が付いてくれたんです。食事を2つもらえないか頼んだら、もらうことができました。僕はよく食べる方なので、機内食は少なすぎるんです。


ガット張りは自分でやりますか?
ー去年までは子供のころからずっと自分で張ってきましたが、年の初めに「よし、これからは支払ってやってもらおう!」と決めて、自分でやらなくなりました。自由な時間が増えましたよ。


有名人にサインやセルフィーをお願いしたことはありますか?
ー今年マイアミで、バルセロナのサッカー選手、カルレス・プジョルと一緒に写真を撮りました。いつもは有名人だからといって写真を頼んだりしないのですが、彼は僕にとってアイドルのような存在の素晴らしい選手なので、ジムで彼を見つけた時に、迷わずにトレーニングを中断し、声をかけたんです。


現在ATPシングルス・ランキング75位と、チリ国内では2番目にランキングの高いニコラス・ジェリー。同国はATPカップ国別ランキングでも現在18位についており、同じくチリの選手であるクリスチャン・ガリンと共に大きく貢献している。今回のATP250 ジュネーブにおける快進撃で、更なるランキングのアップを期待したい。


Photo by Manuel Mazzanti/NurPhoto via Getty Images
ATP翻訳ニュース/ATPTour.com


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